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     防災行政無線 戸別受信機

日立電子(株) SER-676  60MHz帯 アナログ式

 

地元の山元町では、防災行政無線の屋外子機(屋外放送装置)からの

音声放送が、聞こえない、または聞こえづらい、と言う問題があります。

 

最近の住宅は、高気密、高断熱施工が、標準となっており、遮音性にも優れています。

冬場など、窓を閉め切ってしまうと、外部からの音が聞こえません。

屋外子機(外部スピーカー)に近い家でも、大雨や台風などの天候不良により、

音声が聞こえない場合もあります。

 

他の市町村では、対策として、各家庭に戸別受信機を配布しています。

山元町では、東日本大震災後から3年8箇月経過した今でも、抜本的な対策は皆無です。

行政が頼りにならないので、自分で戸別受信機を調達してみました。

 

        シンプルな外観です。

 

 

            ロッドアンテナ部分

 

 

         停電時動作用の単二電池が4本入ります。

         通常は、ACアダプターから給電されます。

 

   外部アンテナ端子は、F形です。            左側面の端子部。         

 

 

     端子部の詳細                   裏面

 

 

        定格など          仕様を表記する塗りつぶし? &スケルチ

 

 

               基板の全体

 

 

              基板の裏面

 

   左上がROM、一番でかいのが8bitマイコン、右がMSKモデム

 

 L201~203がBPF L203とL204の間にRF-Tr、L205とL210の間にMIX-Tr、

 XF201-1とXF201-2が10.7MHz モノリシック・フィルター、X202の水晶は2nd Osc10.245MHz、

 ICのTR3N06が、FMナローIFユニットで、検波、スケルチまで担当。

 青色のRV201がスケルチです。

 

 シールドされているのが、1st Osc 水晶は57.865MHzでした。

 福島県田村郡船引町、68.565MHz 仕様のようです。

 地元用の水晶 58.750MHz(受信周波数 69.450MHz)は、発注済みです。

 

BU4066BC 4回路アナログスイッチ、MC14060BCP 14bitバイナリカウンタ、

TDA7233 ミュート機能付き1W AFアンプ

 

受信回路としては、Xtal Oscを使用したWスーパーヘテロダインです。

検波後のAFから、起動(受信音声を出力)させる条件のキーを

デコードして制御する為に8bit-マイコンを使用しているようです。

緊急放送(AF出力が強制的に最大)、一斉放送、地区別放送用など、

数種類の起動キーがあると思われます。

 

地元の防災無線が使用している起動キーと、仕様が違った場合は、

動作しないと思われます。

対策としては、FMナローIFユニットの検波出力を、AFアンプ入力に

接続すればOKです。

防災無線の電波を受信して、スケルチが開けば、放送が聞こえます。