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下にスライドして行って、見てくださいね。


その他 トランシーバー1
画像と、未入手機種の参考画像です。
  2023.12.26 更新あり

最下段に、(注意事項) を追加しています。 2022.08.26 更新

未入手機種の画像は、ネット検索でヒットした物を使用しています。
問題がある場合は、ご連絡をお願い致します。

【 1960年代〜 輸出品にいて 】
輸出されていた物を、そのまま国内で販売した機種もあるようです。
輸出仕様の物は、1957年のFCC規格 『 FCC Rule & Regulations Part15 』に準拠していますから、
終段入力 100mW以下となります。
送信出力だと、約50mWくらいでしょうか。
国内の規格を、かなり上回る送信出力となる可能性があります。

裏フタなどに、CERTIFICATION などの英文が書かれている記銘板がある物や、
英文で定格が記載されたシールなどが貼り付けてある物は、その可能性が高いです。

【 輸出品の国内流通について 】

国内販売の場合は、FCC記銘板の取り付けが省略されて、
貼り付ける場所の枠取りだけが残されている場合もあります。
詳細は、まえさきひろし様のサイト Histry of Citizens Band Radio 1958 をご覧ください。

古い玩具トランシーバーの内部画像などを掲載している、加藤様のサイト
「初歩のラジオ」や、その延長線上にある世界
 その他のコレクション【3.4】  も、ご参照ください。



(1)
PANTHER Z  型番不明 ( TX-LC発振 RX-超再生 3石 )

ボリューム調整付き。
スピーカーが、SAMSUNG製 なので、比較的に新しい物でしょうか。




(2)
TOWER 5T-202 ( TX-水晶発振 RX-超再生 5石 )

裏フタに、FCC記銘板が取り付けてありますから、元々は輸出品だと思われます。
海外では、リネームされた物も販売されていたようです。
内部画像など、詳細に説明されているサイト ⇒ 田舎の風景と管球ラジオ 様。
( 下記はネット検索で拾った参考画像です。)






(3)
CHORUS ( TX-不明 RX-超再生 3石 )

裏フタに、FCC記銘板が取り付けてありますから、元々は輸出品だと思われます。
上記の(2)TOWERと、筐体は同じ物のようです。
( 下記はネット検索で拾った参考画像です。)





(4)
NOBILITY WT-501 ( TX-水晶発振 RX-超再生 5石 )

FCC記銘板があるので、元々は輸出品だと思われます。
詳細は不明です。
( 下記はネット検索で拾った参考画像です。)





(5)
WT-401B ( TX-水晶発振 RX-超再生 4石 )

FCC記銘板があるので、元々は輸出品だと思われます。
詳細は不明です。
( 下記はネット検索で拾った参考画像です。)





(6)
Lamie 型番不明 ( TX-水晶発振 RX-超再生 3石 )

FCC記銘板があるので、元々は輸出品だと思われます。
( 下記はネット検索で拾った参考画像です。)





(7)
WALKIE TALKIE 型番不明 ( 3石 )

詳細は不明です。
( 下記はネット検索で拾った参考画像です。)




(8)
Parrat 型番不明 ( TX-水晶発振 RX-超再生 3石 )

元々は、輸出品だと思われます。
画像で水晶と、缶タイプのトランジスタが3個見えます。
( 下記はネット検索で拾った参考画像です。)






(9)
RENDEZVOUS 型番不明 ( TX-水晶発振 RX-超再生 3石 )

輸出品 MASCOT 4石 の同型がありますので、リネーム品と思われます。
ON-OFF スイッチだけで、ボリューム調整はありません。
電源スイッチの表示部(窓)は、メカ的なギミックにより
表示の色を切り替えています。
定格表を見ると、送信出力 40mW と記載されています。

国内では、株式会社コグレ が販売していました。
1960年代から、プラモデルやスロットカーなどを販売していた企業です。



保証書にあるゴム印の年号を見ると、41年9月12日と読めます。
西暦だと 1966年なので、2024年現在からだと、58年前となります。




(10)
Cosmic 型番不明 ( 3石 )

FCC記銘板があるので、元々は輸出品だと思われます。
輸出品では、Cosmic の名称で、シリーズ化されているようです。
バンダイの TR-301 と、同一品と思われます。
( 下記はネット検索で拾った参考画像です。)






(11)
ARISTO EW-404 マックスホーン  ( TX-水晶発振 RX-超再生 4石 )

元々は、輸出品だと思われます。
輸出品では、Aristo の名称で、シリーズ化されているようです。
Model 221 や、7W-704 などがあるようです。
その他、詳細は不明です。
( 下記はネット検索で拾った参考画像です。)




(12)
SKYFON NV-7  ( TX-水晶発振 RX-スーパーヘテロダイン 7石 )

受信部が、スーパーヘテロダイン式になっています。
詳細は、別ページにまとめてあります。
こちらをクリック ⇒ SKYFON NV-7




(13)
POPPY FS-802  ( TX-水晶発振 RX-スーパーヘテロダイン 8石 )

元々は、ドイツ圏向けの輸出仕様のようです。
受信部が、スーパーヘテロダイン式になっています。
27.125MHz 到達距離1Km 送信出力は 50mW前後と思われます。
Radiomuseum 様 ⇒ POPPY FS-802
YouTube knoxieman 様 ⇒ ALL METAL & HALF CHROME-THE POPPY FS-802 AM WALKIE TALKIES




その他
周波数の単位について。
27.125 Mc(メガサイクル)などの、サイクル単位で書かれている物は、製造年代が古いです。
世界的には、1960年代に、MHz(メガヘルツ)などの表記に切り替わっているようです。
日本では、1972(昭和47年)年7月1日を以って、単位がヘルツに切り替わっています。


( 注意事項 )
上記トランシーバーが、製造・販売されていた時期に
適用されていた電波法のレギュレーションと、現在の内容では相違があります。

微弱無線局の規格や、静的動作時における不要輻射などの規格を見ると
ここで紹介したトランシーバーのほとんどは、使用できない可能性が高いと思われます。

2022年の時点で使用するには、下記の条件に合致している事を確認する必要があります。
『 当該無線局から 3mの距離において その電界強度が 500μV/m 以下のもの 』

  下記は、Wiki 微弱無線局に記載されている、新・旧規則の違いを、分かり易くした表となります。
  新規則に対応した、微弱無線局は、旧規則と同じ15μV/m で比較すると、到達距離が短くなっているのが分かります。



連絡用途などで、実際に使用される場合は、自己責任にてお願い致します。
詳しくは、こちらをご覧下さい。⇒ 総務省 微弱無線局の規定
               ⇒ Wiki 微弱無線局

受信回路が超再生方式の場合、受信しているだけでも、
アンテナから、不要輻射(不要な電波)を発射してしまいます。


( 微弱無線局、考え方の例として )
特定小電力トランシーバーは、出力10mW(同時通話タイプ 1mW)ですが、技適の認証が必要です。
周波数により、しきい値は違いますが、10mWや、1mW の出力でも無許可では使用できません。

つまり、微弱無線局の規定が改正されてから、無許可で使用できるトランシーバーの送信出力は、
かなり微弱な小電力になると考えた方が良いと思います。


不定期ではありますが、続きをUPして行きたいと思っています。
記載間違い等がありましたら、ご連絡をお願い致します。



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