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28MHz帯 短縮 L型GPアンテナ 2024.01.01 追加

ラジアルが1本のL型GPとなります。
ヤマワさんが販売している 『 28MHz モービルホイップΦ7.3mmコイル テフロン銀線巻き 約1m訳あり処分品 』
を2本購入して、L型GPアンテナを作ってみました。
取り付けを工夫すれば、V型ダイポールにも出来ると思います。

2本のうち1本は、ラジアルエレメントとして使用する為に、M型コネクター部分を
ディスクグラインダーで切り落としました。
アンテナの基台は、『 50MHz帯/70MHz帯のデュアルGPアンテナ 』 の物を使用しています。

2階のベランダからΦ25mm TVアンテナ用のポールを上げて、地上高 約8mに設置しました。
今まで使用していた、1/4λフルサイズGPを降ろして、取り替えました。
コモンモードフィルターとして、給電部の直下にTDKのフェライトコア(大)を4個取り付けています。


同軸ケーブルのシールド側から取り込まれるノイズを防ぐため
無線機の直前にも、フェライトコア(大)を4個使用したコモンモードフィルターを使用しています。
アンテナ基台は、エンビ管を使用して ポールと絶縁してあります。


使用した基台の画像です。
この基台ですが、Φ25mmのポールに対応しているみたいです。


1/4λフルサイズGPと比べて、受信時のノイズレベルが かなり低くなったと思います。
以前、夜間は外来ノイズで S6〜7くらい振っていましたが、このアンテナでは、S3〜4と不要なノイズを拾いにくくなったようです。

共振周波数の中心は、28.800MHz付近で、そこから外れると、急激にSWR値が悪化します。
短縮率の高いアンテナは共振点が明確で、使用できる帯域幅が狭いです。
同調回路に例えると、Qが高いと見なす事ができます。
電波の入り口であるアンテナが、帯域幅の狭いバンドパスフィルターになっているような感じでしょうか。
その為、不要な周波数のノイズは拾いにくい特性ですね。

下記は、28.500MHz〜29.500MHz間を nanoVNAと、nanoVNA Saverを用いて測定したデータです。

赤色印 28.800MHz VSWR : 1.458   緑色印 28.850MHz VSWR : 1.471   青色印 28.950MHz VSWR : 1.578



下記は、スパンを広げて 27.000MHz〜32.000MHz間を測定したデータです。
共振点が明確に分かると思います。


調整すれば、もう少しVSWRは落とせると思います。
アンテナの上げ下ろしを何度もするのが面倒だった為、VSWRが実用範囲に入った時点で完了としました。
自分としては、VSWRは、1.5以下であればベストで、2.0以下であれば実用範囲内と考えています。
気温が暖かくなったら、後日再調整したいと思います。

アンテナ設置時の参考になれば幸いです。

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