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50MHz帯/70MHz帯のデュアルGPアンテナ 2024.01.07 追記あり

ラジアルが1本の L型GPとなります。
基台部分を流用して、28MHz帯のGPアンテナを作る為に入手してみました。
元々は、米国向けのコードレステレホンに使用する物だと思われます。
ヤフーオークションで、50MHz帯/70MHz帯のデュアルGPアンテナ未使用希少品!!No2 と検索すると
見つかると思います。
価格は、¥3.000で落札出来ました。(送料別)
以前から何度も出品されていますから、かなりの在庫があるようです。

取り付けを工夫すれば、V型ダイポールにも出来ると思われます。
屋外に設営される場合は、イモネジをステンレス製の物に交換する事をお勧めします。

一見、モービルアンテナとしても使用できそうに見えますが、中間ジョイント部の差し込みが浅い為
走行中の振動でイモネジが緩み、エレメントを落としそうです。
Φ4mmの部分を、1本物のエレメントに交換すれば良いかもしれません。

L型GPの組み立てイメージ図です。


下記は、エレメント部分を組み立てた画像です。
アンテナの全長は、1.275mとなります。
左側のエレメントが、ラジアルとなります。
エレメントが少し曲がって見えていますが、立てかけている為です。


ローディングコイルです。
右側がΦ2.5mm のトップエレメントで、先端部までの長さが約280mmあります。
左側のエレメントがΦ4mm で、M型コネクターまでの長さが約920mmあります。


中間にあるジョイント部です。
箱詰め時のコンパクト化を図る為、分割したようです。
結合部の差し込み長さが 10mmと少なく、少々心配です。


M型コネクターです。


基台の画像です。
ステンレス製だと思われます。
板の厚さは、2mmです。


Uボルト取付穴の寸法です。
Uボルトなどは、付属して無いので、各自で手配する必要があります。
穴径は、8mmです。
画像には、M型コネクターの飾りナットが見えていますが、付属品ではありません。

取り付け可能なポールは、Φ25mmです。
工夫すれば、ギリギリΦ30mm も行けるかも、と言う所です。


中継M型コネクターですが、廻り止め用の切り欠きがあります。
基台の穴も真円ではないので、別のコネクターを取り付ける場合は、穴の加工が必要となります。


ラジアル取り付け部の金具です。
金具を止めているのは、ステンレス製のプラスネジですが、締め付けが甘いと思います。
六角レンチで回すことの出来る ステンレス製のキャップスクリューに取り換えました。


Φ4mm ラジアルエレメントの取付穴です。
ラジアルエレメントは、2箇所のイモネジで固定するようになっています。
この画像だと、M型コネクターの取り付け穴が真円じゃないのが分かり易いと思います。




【 50MHz帯/70MHz帯 L型GP の周波数特性 】
2階のベランダに仮設置して測定しました。
給電部の直下に コモンモードフィルターとして、同軸ケーブルをフェライトコア(パッチンコア大)に
2回巻きした物を4個取り付けています。

設置する環境などにより、同調する周波数が変わってくると思われます。
ベランダにある金物(手摺や金属の樋)による影響もあると思いますので、参考程度に見て下さい。
アンテナの全長が 1.275mと、短縮率が低いので、下記のような特性になったのだと思います。
50〜54MHzで問題なく使用できそうです。

71.600MHz付近にも共振点があります。
FM放送や60MHz帯を使用している防災行政無線の受信用としても使用できそうですね。

         50.000MHz VSWR: 1.125   54.000MHz VSWR: 1.170            71.600MHz VSWR: 1.150


上記のVSWRのグラフは、NanoVNA + NanoVNA Saver(PCソフト)を使用して測定表示させた物です。

上記の測定結果は、参考であり保証する物ではありません。
購入を検討している方の参考になれば幸いです。

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