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下にスライドして行って、見てくださいね。

AZDEN PCS-6  50MHz帯FM   2022.02.05

オークションで、運よく落札する事ができました。

ページ下に、取扱説明書(回路図付き)の DL を追加しました。
2022.02.21

1989年の発売なので、2022年の時点で発売から33年以上経過しています。
入手した時点で、内蔵しているニッカド電池パックが液漏れしてダメになっていました。

古いハンディー機ですが、送受信や、周波数の選択など問題なく動作しています。
操作や表示する部分に、液晶パネルが使われていないので、液晶の経年劣化などによる
表示不良などがありません。

アンテナが無かったので、LAUDA XL-909 に付属していた50MHz用のラバーヘリカルを取り付けました。
自宅で、無線シャック以外の部屋からローカル局と交信したり、散歩しながらの運用など
スポット的な運用で楽しく使用できそうです。



【 操作部の画像です。】
サムホイールスイッチで、周波数を設定する方式です。
余計な機能が無いので、シンプルで分かり易いですね。

メインch の 51.000MHz は、切替ツマミにより、ワンタッチで選択できます。
下記画像では、サブch のダイヤルが、51.060MHz になっています。

バッテリーチェックと、送信LED が一緒になっています。
送信時に点灯しなくなったら、LOバッテリーと言う事のようです。



【 側面部の画像です。】
側面にあるスピーカーマイク接続端子と、充電&電源端子です。
PTT&MIC 端子の内容が不明です。Φ3.5プラグで3接点のタイプのようです。
詳しくは、取説を参照して下さい。



【 底部にある充電端子の画像です。】
専用のクレードルに差し込むと、充電できるようになっていたようです。
よく見ると、+と−の表記が見えます。



【 付属している充電器の画像です。】
充電&電源端子は、センターが(−)です。
付属していた充電器の定格は、12.8V 150mA でした。
取扱説明書を参照すると、純正の500mAh バッテリーパックだと、充電時間は、6時間となっていました。
2022.02.21



【 電池パックの交換です。】
背面のバンドクリップを取り外して、電池ケースを開きます。



下記の画像は、ニッケル水素電池パック(社外品)に交換後の物です。



【 本体側のコネクターです。】
電池パックのコネクターを接続する部分です。
電池パックからの液漏れで、端子部分に緑青?的なサビが発生していました。
下記の画像は、清掃後の物です。

ピン配列は
アツデン(株)様から頂いた回路図をみた所、下記の通りです。 2022.02.21
(未使用) (9.6V) (未使用) (0V) となっています。



【 純正電池パックのピン配列です。】
純正電池パックのコネクターですが、液漏れにより、腐食してダメになっていました。

ニッカド1.2V×8本=9.6V の電池パックです。
白線は、1.2V×4本=4.8V の部分に接続してありました。

白線ですが、取り合えず、接続しなくても、送受信の動作には問題ありませんでした。
また、白線の接続がなくても電池パックへの充電は出来ています。

アツデン(株)様から頂いた回路図をみた所、白線は未使用でした。
2022.02.21



【 社外品のニッケル水素電池パックに交換します。】
下記画像のニッケル水素電池パック ⇒
 アマゾン 

電池パックの交換を掲載しているJG6DMH局のサイト 主さんが使用していた物を
アマゾンで入手しました。
元々の電池パック容量は、500mAh です。
交換する物は、2500mAh なので、5倍の容量となりますが、中華製だと思われるので
半分位の容量だと思えば妥当かと思われます。

2500mAhの容量とした場合、付属の充電器を使用した充電時間は、25〜30時間くらいでしょうか。

( ピン配列を変更後、コネクターは、そのまま使えます。)




【 電池パックのピン配列を変更します。】
本来のコネクターとは、別物ですが、問題なく接続できます。

ニッケル水素電池パックに付いているコネクターです。
赤線ですが、元々は、黒線の隣にありました。

赤線のピンを取り外して、画像の場所に取り付けます。

プラスチックのロック板を、針の先や、カッターの刃のような物で押し上げながら、リード線を引っ張ると
ピンを取り外せます。(押し上げ過ぎると、ロック板が壊れます。)

ピン外し方の説明サイト ⇒ コンタクトピンの脱着方法



【 コネクターを接続します。】
下記のようにコネクターを接続します。
ピンに、シリコンオイルを塗っておくと、スムーズに差し込めます。

差し込む場所と、(+)(−)を間違えないように十分に注意して下さい。



自分のPCS-6 では、コネクターが、丁度良い感じに、切り欠き部分に収まりました。



【 純正電池パックの定格です。】
元々付属していた、電池パックの定格となります。



【 単4乾電池&ニッケル水素電池を使用する場合。】
秋月電子で販売している、単4×4本の電池ホルダーに、電池を入れた状態で
問題なくフタが閉まるのを確認しています。

乾電池で運用する場合は、電池さえあれば、すぐに使用できるし、電池交換できるのも
使い勝手が良いと思います。

単4ニッケル水素の場合でも、エネループなどの自然放電が極小の物を使用すれば
良いかと思われます。

また、単4ニッケル水素電池でも、容量が800〜900mAh くらいありますから
純正の500mAhバッテリーよりも長持ちすると思われます。

乾電池を使用中の場合、充電端子に外部電源を接続しないように注意して下さい。

電池ホルダーに、単4ニッケル水素電池を取り付けた画像です。



コネクターの配線済み画像です。
電池ボックスから取り外して、1本ずつ電池の状態に合わせて充電できるのが良いですね。



コネクター部のピン配列は、純正電池パックと同じにしてみました。
下記ピンの作成用部材です。⇒ 
アマゾン



【 単3と、単4ニッケル水素電池の重さを比較してみました。】
単3ニッケル水素電池×8本 の重さは 約220g です。



単4ニッケル水素電池×8本 の重さは 約120g です。
上記画像の電池パックと比べると
重さは約半分ですね。


最近のハンディー機と比較するのは、そもそも製造年代が違いますから酷なのですが
やはり重さがありますね。
単3ニッケル水素電池パックの重さが、結構効いてます。
単4のニッケル水素電池にすると、それなりに軽くなり快適です。

上記の内容を参考にして、バッテリー交換等を行う場合は、
バッテリーの取り扱いに十分に注意の上、自己責任にてお願い致します。

充電は、廻りに可燃物のない場所で行って下さい。
また、目が届く範囲内で充電し、充電中のまま放置しないようにお願いします。


【 取扱説明書について 】
アツデン(株) 様に問い合わせた所、PCS-6 の取扱説明書(回路図付き)を、
メール添付のPDFにて、無償にて頂く事が出来ました。
他の機種で、取扱説明書や回路図が必要な場合も、アツデン(株)様の
問い合わせ・サポート欄から連絡して見る事をお勧めします。

取扱説明書 ・ 回路図付き (PDF) ⇒
 AZDEN PCS-6 

アツデン(株) 様のサイト ⇒ アツデン株式会社 

月間FBニュース 2019年9月号 ⇒ 第43回 アツデン株式会社の皆さん 


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