下にスライドして行って、見てくださいね。
基板上に、10.240MHz の水晶が1個だけある PLL式 CB機です。
いわゆる、1クリスタル式と呼ばれているタイプの物です。
使用されている PLL-IC は、分周比 N の設定変更が出来なかったり、
VCOの発振周波数を、そのまま F in （帰還周波数）入力に取り込むなど
汎用性など皆無な専用設計となっています。
この手のCB機は、28MHz 改造が出来ないと思われがちですが、
少々工夫することで可能となります。
1クリスタル式は、下記の2種類に大別されると思います。
� �PLL の出力周波数を、2逓倍して、送信周波数を作り出すタイプ。
【改造実績】自分 ⇒ ELVEX BEEP、 JH1ILA局 涌井氏 ⇒ ANDREW J 及び PJ-40
�◆�PLL の出力周波数に、10.240MHzを加えて、送信周波数を作り出すタイプ。
（ Loop OSC の後付改造が出来ない PLL-IC のタイプ ）
【改造実績】JH1ILA局 涌井氏 ⇒ CRAIG L-105、 RIALISTIC TC-217、
MIDLAND 77-102、 Cobra 20PLUS
上記、どちらのタイプであっても、28MHz化は可能です。
ただし、局発の追加や、受信 1st IF の変更などが必要となります。
以下に、系統図を使用して、改造方法の概略を説明します。
少しでも、皆様の参考になれば幸いです。
23インチ ワイドモニターに合わせて画像を作りました。
モニターの大きさによっては、文字等が見えづらいかもしれません。
画像を、パソコンに保存してから開くと、縮小・拡大して見る事が出来ます。
�� のタイプ 改造前です。（ PLL-IC TC9109P 、C5121 など ）
�� のタイプ 改造後の概略です。
PLL の出力周波数を、RX に固定する。
1st-IF を変更する。 10.695MHz X-tal （Ceramic） Filter を撤去する。
送信部と受信部に、それぞれ追加局発を増設する。
�� のタイプ 改造前です。（ PLL-IC LC7131 、TC9106P など ）
�� のタイプ 改造後の概略です。 （ JH1ILA局 涌井氏 が掲示板にて公開した方法です。）
1st-IF を変更する。 10.695MHz X-tal （Ceramic） Filter を撤去する。
送信部、受信部兼用の追加局発を増設する。
10.695MHz X-tal （Ceramic） Filter を取り外しますが、影響は あまり無いように思います。
ナサなど、クリスタルシンセサイザー式の物は、元々 1st IF 段に、フィルターが
ありませんから、そんなものかと思われます。
1st IF を、約 1MHz ほど高くしますが、IF コイルコアの調整で、同調がとれます。
これらを参考にして改造する場合、自己責任にてお願い致します。
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