前のページに戻る

下にスライドして行って、見てくださいね。


水晶の周波数を、大きく動かしたい場合。
周波数を低い方に動かしたい場合など。

手持ちの水晶などで、もう少し周波数を、ずらしたい場合ってありますよね。

発振周波数を、プラス側にずらしたい場合は、水晶の片足と GND の間に、
30PF〜80PF 位のトリマーコンデンサを入れてやれば、+1〜+5KHz 位は何とかなります。
 


しかし、発振周波数を、マイナス側にずらしたい場合は、どうでしょうか?
この場合は、水晶の片足と GND の間に、1.2μH〜10μH 位の
インダクタ(コイル)を入れると、下げる事が出来ます。



発振周波数を、マイナス側にも、プラス側にも動かして、微調整も
可能にするには、インダクタ と トリマーコンデンサを組み合わせて使います。
 

このように、水晶の発振周波数を、+側と −側に動かせるようにした
発振回路を、VXO (バリアブル・クリスタル・オッシレーター) と言います。

この動かせる幅を大きくした物を、スーパーVXO と呼んでいます。
VXO や スーパーVXO で検索すると、たくさんの資料がヒットしますよ。

インダクタ(コイル)の値は、1.2〜10μH 前後、
トリマーコンデンサの値は、30〜80PF 前後、で要調整となります。

元々の発振回路の構成にもよりますが、インダクタ(コイル)と、トリマーコンデンサの値を  
うまく選べば、±10KHz 位は、楽に動かせます。

また、異常発振防止や、可変幅を大きくするテクニックなどが、
自作派各局のホームページに出ていますから、参考にして下さい。

JR8DAG さんのホームページ内に、
FCZ VXO(08.10.30)
HC-49US型水晶を使ったVXO(08.12.19) の記載があります。


JG3ADQ さんのホームページ内、
永遠の課題VXO も参考にして下さい。

上記、各局のホームページは、参考になる内容がたくさんありますから、
ほかのページも、読むことをお勧めします。


AM 送受信機用として使用する発振回路では、多少の周波数ドリフトがあっても、
何とか交信できます。

水晶の周波数を設定した後に、何度か安定度を確認して、大幅にずれが無ければ
大丈夫と思います。

間違いなどがありましたら、お知らせ下さい。


前のページに戻る