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下にスライドして行って、見てくださいね。

CB機 SS‐120  SSB・AM の内部画像など

7エリア、匠さんから預かった無線機です。

PLLは、10.000MHzの水晶が1個のタイプです。
SSB付きなので、7.8015MHzの水晶を使用した局発があります。

28MHz化するにあたって、PLLに局発を追加して対応しました。

AM変調時は、トランスレスで、トランジスターでファイナルに変調をかけています。
その関係で、AMでの出力は約5Wです。
SSBでは、10W以上出ています。

出回っている台数は、少ないと思いますから、あまり詳しくは記載しません。
28MHz改造の参考資料に。


下記は、基板の全体を写したものです。



下記は、改造前のオリジナルPLL基板です。
10.000MHzの水晶が1個付いています。

10.000MHzを2逓倍して作った、20.000MHzと、VCOの発振周波数を混合して
得られた差分の周波数を、PLLへの帰還周波数としています。

この、2逓倍するコイルの入力部分にある、10.000MHz局発との
カップリングコンデンサを取り外します。

2逓倍するコイルの入力部分には、追加した局発の出力を接続します。
この方法で、28MHz化しました。     


下記の画像は、仮に局発を追加してみて、周波数の安定度や28MHzで、
送信&受信が実用になるかどうか、確認中のものです。

テスト用の無調整発振回路があると便利ですよ。
水晶の発振チェックや、今回のような改造時に重宝します。


下記の画像は、改造後のPLL基板です。
クラリファイヤー用のバリキャップダイオードも移植するために取り外したんで、
水晶の片足は、微調整用のトリマーコンデンサを通して、GNDに落としてます。
右上の角にある、2個のコイルは使用せずに遊んでいます。


追加した、局発基板です。
こんなんで、OKなの〜って感じですが、こんなもんです!!

水晶は、以前特注で作っておいた、VXO用の物です。
クラリファイヤー用のバリキャップダイオードも移植しています。

本来のクラリファイヤーで動かしているのは、
PLL‐IC用の局発である10.000MHzなんですよ。
これが2逓倍される訳ですから、周波数も大きく動かせるんです。

後から追加した局発の周波数は動かない・・・・・。

結局、クラリファイヤーでの調整幅が取れないんで、
バリキャップダイオードなんかも、追加局発部分に移植しました。



下記の画像は、PLL後の送受信回路になります。
右上に、つるっとした金属の箱が見えますが、これが7.8000MHzクリスタルフィルターです。
各部の調整は、回路図が無かったんで、パターンを追いかけて行き、大変でした。


お役に立ったでしょうか(謎)


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