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下にスライドして行って、見てくださいね。
National RJX-601 の改造
（目次）
� 々皺三茲魘�調した変調 ＆ 変調UP （AMモード）
�� AFトランス〜スピーカー間の回路を変更する。
�� スピーカーに、高音域ノイズカットコンデンサ取り付け。
�ぁ�1000μF チューブラ型コンデンサ交換。
�ァ�CALの周波数を50.600MHzに変更する。（50.550MHz水晶を使用。）
�Α�CALの周波数を切り替え式にする。
2019.06.20 回路図をUPしました。（下の方にあります。）
2019.06.26 内容を追加しました。
2021.12.06 RJX-601 テクニカルガイド を追加しました。
� 々皺三茲魘�調した変調 ＆ 変調ＵＰ （ AMモード ）
マイクアンプ初段の入力部分にある、コンデンサの容量を少なくすると、高音域が強調された変調になります。
しかし、変調が浅くなりますから、変調ＵＰの改造も、同時に行います。
高音域を強調する利点としては、ギリギリでの交信時に、了解度がかなり違います。
AM受信時のノイズ音（ザーッと言う音）から浮かび上がるような、ＤＸ向けの変調となります。
音質を言葉で表すのは、難しいのですが、硬い音質と言うか、クリスタルマイクを使ったような
音質と言えば、解って頂けるでしょうか。
改造手順の説明です。
【 改造前の画像です。】
高音域を強調する改造
C75 は、0.1μＦが付いています。
これを、0.022μＦ のフィルムコンデンサに変更して下さい。
（コンデンサの耐圧は、16Ｖ以上の物でＯＫです。）
このコンデンサの数値を小さくすればするほど、高音が強調された変調になります。
あまり小さくしすぎると、結合が弱くなり、ゲイン不足となります。
C76 は、取り外して下さい。 （回り込みなどが無ければ、C71も取り外します。）
変調ＵＰ、抵抗のバイパス改造
基板の裏側で、R51 1KΩ抵抗の両足に、リード線をハンダ付けして、ジャンパーします。
AM変調 ・ 調整用抵抗の R75 とR79 で、変調ＵＰ
マイクAmp入力部、 C75の値を小さくしたので、ゲインが低くなっています。
その分を補う改造です。
R75は、RF出力Lo 時の変調度を、R79は、RF出力Hi 時の変調度を設定している抵抗です。
下記図面のように、抵抗を並列接続で追加することにより、抵抗値が低くなり
変調がＵＰします。
パワー切り替えLo ⇒ R75 82KΩ＋24KΩ 並列 ＝ 18.5KΩ（合成抵抗値）
パワー切り替えHi ⇒ R79 56KΩ＋15KΩ 並列 ＝ 11.8KΩ（合成抵抗値）
かなり、変調度がＵＰしました。
Hi Lo 共に、もう少し抵抗値を低くしても、大丈夫みたいです。
抵抗値は、カット＆トライで、決定して下さい。
基板裏側、追加する抵抗の取り付け位置です。
追加抵抗を、取り付けした画像です。
R75 の方ですが、何とか、シールド板を外さなくても、ハンダ付けができます。
【 基板上で、R75 と、R79 の実装してある場所 】
R75 は、FM-AM切り替えSWと、ライトON-OFF SWの、間にありました。
かなり、見つけづらい位置にあります。
R79 は、FM-AM切り替えSWの横にあります。
手前に見えているダイオードが、D11 と D12 です。
�◆�AFトランス 〜 スピーカー間の回路を変更する
RJX-601は、イヤホン端子や、スピーカーに、電源電圧の＋側が接続されている回路になっています。
スピーカー端子と、外部機器を接続する必要がある場合は、回路の変更が必須かも。
気になったので、変更して見ました。
【 改造前の回路です。】
【 下記図面のように、変更します。】
EXT SP ジャックを使用する予定がある場合は、ジャックの 1 （ 47μF コンデンサのマイナス側 ）と
シャーシ間に、0.01μF セラミックコンデンサを取り付けて下さい。
RFの回り込み防止です。
改造手順の説明です。
改造前のイヤホン端子、拡大画像です。
トランス出力＋（茶線） ⇒ イヤホン端子 ⇒ スピーカー（＋端子）
電源電圧＋側（青線） ⇒ イヤホン端子 ⇒ スピーカー（−端子）
イヤホン端子から出ている、茶線を、赤〇の部分で、外します。
茶線に、25V 47μF の電解コンデンサを取り付けます。
コンデンサのマイナス側を、茶線にハンダ付けして下さい。
コンデンサの＋側を、茶線を外した基板の端子に、ハンダ付けします。
これで、トランス出力の＋電源から、切り離されます。
イヤホン端子から出ている、青線を、画像の位置で切断します。
【 基板側に残った青線は、絶縁処理して下さい。】
この青線ですが、青 ＝ マイナス （コモン）のイメージがありますが、
なんと、基板の＋電源に接続されています。
切断したイヤホン端子側の青線を、基板の−側（コモン）に接続します。
画像のように、コンデンサのマイナスにハンダ付けすると、簡単です。
これで、電源の＋側とも切り離されました。
以上で回路変更は、完了です。
スピーカーから、問題なく音が出ています。
�� スピーカーに、高音域ノイズカット コンデンサ取り付け
受信時のノイズ音ですが、長時間ワッチするのに、少し耳障りだったので、
高音域をカットする、100μF 16V BP 無極性のコンデンサを取り付けました。
�△�未改造の場合は、BP 無極性コンデンサの使用を推奨します。
改造済み機は、極性のある電解コンデンサが使えます。
スピーカーの線色（ 赤 ＋、青 − ）の表記通りに電解コンデンサを接続します。
音質は、かなり変化します。 耳障りな高音が抑えられて、聞きやすくなったと思います。
スイッチを取り付けて、切り替え式にすると良いかもしれません。
好みの音質は、人それぞれなので、コンデンサの容量は、カット＆トライで決定して下さい。
コンデンサの容量を増やすと、高音域の減衰が大きくなります。
市販の、ノイズカット 切り替えSW付きスピーカーでは、47〜68μF が取り付けてあるようです。
容量を大きくしすぎると、音がこもり、聞きづらくなる場合があります。
�ぁ�1000μF チューブラ型 コンデンサの交換
手持ちの部品があったので、交換しただけです。 必須ではありません。
シールド板を外すのに、80〜100W位のハンダゴテが必要です。
ハンダゴテのW数が低いと、シールド板に熱を奪われて、なかなか外せません。
細いマイナスドライバーなどで、こじりながら、ハンダを溶かして浮かせていきます。
いっぺんに外せないので、ある程度浮かせたら、次の個所に移るようにして、
少しづつ、外していきます。
シールド板を、外し終わりました。 赤〇が、ハンダ付けされていた場所です。
チューブラ型コンデンサが、ハンダ付けされている箇所です。
部品箱の中に、2200μFの物があったので、それを取り付けました。
機内に、スペースがありますから、交換に際しては、チューブラ型でなくても、良いと思います。
�ァ�CALの周波数を50.600MHzに変更する。（50.550MHz水晶を使用。）
元々は、29.000MHzの水晶が使用されています。
VFOの発振周波数 29MHz （ダイヤル 50MHz 表示） と、CAL発振の29.000MHzを、
AF入力にいれて、ゼロビートで合わせる仕様です。
その為、CAL-ONで、受信回路が OFFするように、S7スイッチで切り替えています。
50.600MHzに、VFOを合わせたいのですが、29.600MHzの水晶特注も面倒だなぁ〜と考えていました。
手元に、50.600MHzと、50.550MHzの水晶があったので、そのまま発振させて、受信させたらいいんじゃね！
と言う事で、CAL回路の手直しをしました。
当初は、素直に 50.600MHz の水晶を取り付けたのですが、発振周波数が高い方にずれました。
50.630MHz くらいだったと思います。
周波数を下げるのは、面倒なので、50.550MHz の水晶を使用して、上げる方向で修正する事にしました。
回路図だと、こんな感じで修正しました。
使用した水晶です。 元々は、QRP機用で入手した物です。
基板のパターンをカットして、そこに、トリマーコンデンサを取り付けます。
小型の40PFトリマーコンデンサを使用しました。 フタの影響を避ける為、横向きで取り付けています。
大きいタイプの物だと、外装のフタ取り付け時に、当たりますので注意が必要です。
CALスイッチの配線を修正します。
S7 スイッチの手前にある、配線が邪魔なので、取り外します。
S7 スイッチ （CALスイッチ） です。 2 （黒線） と 3 （茶線） を、ジャンパー線で、接続します。
こうすると、受信中に、CALを動作させる事ができます。
CALスイッチの端子間だと、ジャンパーしにくいので、このようにリード線をハンダ付けします。
【 CAL OSC の周波数を、50.600MHzにあわせる 】
OSC出力に、コンデンサを仮付けして、周波数カウンターで拾ってもよかったのですが
面倒だったので、簡易的な方法で合わせました。
� �RJX-601の送信周波数を、周波数カウンターなどを使用して、50.600MHzに合わせます。
�◆ー�信状態で、CAL-SWを、ONします。
�� トリマーコンデンサを回して、Sメーターが、最大値になるように、合わせます。
【 CAL の動作を、確認してみる 】
フタを閉めて、受信状態で CALを使用して、Sメーターを最大に合わせます。
送信出力を周波数カウンターで確認します。
50.600MHz付近なら、OKです。
�Α�CALの周波数を、切り替え式にする場合（未検証です。）
S/RF - BATT 切り替えスイッチに来ている配線を外して、、S/RF 表示のみに、配線を結線します。
フリーになったスイッチを、CALの水晶切り替えに転用します。
図のように、水晶の切り替えは、ダイオード・スイッチを使用します。
RFC 150μH から、切り替えスイッチ（S8）までの配線が長くなっても、影響を受けません。
CB機の回路を流用して記載しただけなので、検証していません。
ダイオードは、同等品を見つけて下さい。
1KΩは、電圧により、1〜3KΩ位で、要調整になるかもです。
発振しないなどの場合は、1000PFも、要調整です。
改造が完了しました。 お疲れ様でした〜。
RJX-601 の回路図です。
BMP形式のデータなので、少しだけ重いです。
PCに保存してから、拡大表示すると、細かい文字なども、それなりに見えると思います。
（ ２分割になっている、スキャンした大きな生データも、必要ならお渡し出来ます。）
改造する場合は、自己責任にて、お願いします。
変調改造時は、過変調や、側波帯の広がり過ぎに留意して下さい。
間違いなどがありましたら、ご連絡下さい。
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