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下にスライドして行って、見てくださいね。

ナショナル RJ-330 を 28MHzに改造してみました。

この機種は、2チャンネル 500mW です。
さほど、大きくもなく、軽いので、持ち運びには手ごろですね。

ただ、Sメーターが無いのが残念です。
今回は、1チャンネルを 28.305MHz  2チャンネルは、28.355MHz にしました。



横から見ると、薄さが分かると思います。
単3乾電池 + 7mm くらいの厚みです。
電池は、6本使用で 9Vです。



2本のネジを外して、裏ブタを開けた所です。
基板と、裏ブタの間に、上側(左側)だけスペーサーが入っていますから、
外した時に、なくさないようにして下さい。



下記は、基板を取り出した所です。     



水晶は、1チャンネルが、TX1 と RX1 の組み合わせです。
2チャンネルは、TX2 と RX2 。

送信コイルの調整は、TX1〜TX3〜ANT短縮コイルの順序になります。
受信コイルの調整は、RX1〜RX3の順序になります。

送信調整時は、ロッドアンテナと同じ長さのリード線を取り付けて、
消費電流値で、コイルの同調点を合わせました。



下記は、受信回路部分ですが、見て分かる通り、ほとんど部品がありません。
トランジスタ、抵抗、コンデンサなどは、チップ部品が裏側に付いています。



左下側の黒線を外して、この線と基板の−側に、テスターをつなぎ、
送信時の電流を測定しました。

各コイルを、最良点に合わせると、かなりパワーが出ますが、ファイナルトランジスタも
それなりに熱くなりますから、ほどほどに調整します。



下記は、ファイナルトランジスタです。 ヒートシンクの羽付きですね。
他機種の場合は、この他に、もっと大きなヒートシンクが付いています。
ちょっと、頼りないかも。



オーディオ用のICは、ナサ・ハリケーンに使われている物と同じです。
μPC575C2 が入っているとは、思いませんでした。



右側の黒いのが、元々入っていた水晶です。
無線機の厚みが無いため、高さの低い水晶が使われていました。
しかし、通常のHC-18U や HC-25U の水晶でも、問題なくフタが閉まりました。

手持ちの水晶が、HC-25U タイプだったため、基板の穴をドリルで広げて取り付けました。
なお、飛び出た足は、カットする必要があります。



使っていない、ハンディー機などがありましたら、28MHzに改造して見るのも
面白いですよ。


間違いなどがありましたら、掲示板にでもカキコして下さい。
カット&トライ の精神で、改造しましょう。

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