前のページに戻る

下にスライドして行って、見てくださいね。

CB機 PONY CB‐71T 28MHz 改造調整 (2022.01.12 訂正あり) 

7エリア、AM仙台さん所有のPONY です。
このように程度の良い物は、なかなか現存していませんね。

(※注1)
今現在、2022年1月に調べ直した所、輸出機のデータでは、1st-IF が、4.3MHz となっているようです。
自分が見せてもらった物は、1st-IF が、6.5MHz となっていました。

製造時期により、IF周波数の仕様が違うのか、あるいは改造されて6.5MHzになっていたのか
どれが正解なのかは、今となっては分かりません。

RX-2nd OSC コイルの隣にある、2nd OSC X-tal の周波数を確認すると、1st-IF の周波数が分かります。




以下の記載内容は、2008年当時に、CB-71T を見た内容となります。

ポニーは、オオフナと同じ、周波数構成でした。
送信は、3倍オーバートーン発振です。

受信は、ダブルスーパーで、中間周波数一段目は、6.5MHz(※注1)で、
二段目は、455kHzとなっています。

元々は、マイク部分が、DINコネクター仕様だと思いますが、4ピンコネクターに
変更されています。

下記の画像は、内部を写したものですが、各コイル調整のためにスピーカーを
取り外してあります。

変調用のトランスが大きいですね。


【 受信部 調整 】

RX-1stOSC コイルの調整で、受信用X-tal の発振周波数がある程度調整できると思います。
できれば、周波数カウンターなどで、RX-1st OSCと、RX-2nd OSC の発振周波数を確認して下さい。

弱い信号を受信しながら、Sメーターの振れが最大となるように、RX1 〜 RX6 まで調整します。
( RX-1st OSC と、RX-2nd OSC のコイルも、感度が最大になるように調整します。)

【 送信部 調整 】

TX-OSC コイルの調整で、発振周波数がある程度調整できると思います。
ズレが大きい場合は、トリマーコンデサやインダクタの追加などで対処します。

終端型電力計等を接続して、送信出力が最大となるように、TX1 〜 TX3 まで調整します。
( TX-OSC コイルも、出力が最大点から、少し回した所に調整します。)
(TX3 は、コアがないかも。)




基板裏側の画像です。(上からパターンを透視したようにする為、画像を反転させています。)
上の部品配置が分かる画像と、下記のパターンから、部品同士のつながりが把握できます。



下記の画像は、受信コイルと送信ファイナル周辺のアップです。

ファイナルのヒートシンクは、独立していて、シャーシに放熱するようには
なっていません。

送信時に、周波数カウンターで確認していると、周波数が結構ドリフトするんですよ!!
安定するまで、時間がかかります。
これが吉と出るか凶と出るかは、実際に使って見ないと分かりません。

送信部の周波数が、上にズレていましたから、水晶にインダクターを直列にいれて、
調整しました。

受信部は、周波数ズレなどの問題は、ないようです。




背面の画像です。
オーフナのような、ソケットが付いています。
おそらく、セルコールなどの取り付けが出来るようになっているんだと思います。




海外のサイトで、回路図を見つけましたが、大きいサイズはDL出来ませんでした。 2022.01.07
これでも、回路構成は何とか把握できますね。





海外のサイトで見つけた定格だと思われる資料です。
画像の右上側に、ダブルスーパー IF 1 : = 4.3MHz IF 2 : = 455KHz の記載が見えます。
また、左下側に、受信水晶 4.3MHz 上の周波数  例 27.275MHz = 31.575MHz と言う記述も見えます。
1st OSC の発振周波数は、受信周波数 + 4.3MHz と言う事なのでしょうか。
ドイツ語? を読める方の、解説を希望します。





画像を見て、基板のパターンから、回路を推察して記載しています。
間違えている場合もありますので、ご了承下さい。
改造や調整は、自己責任にてお願い致します。


前のページに戻る