前のページに戻る

下にスライドして行って、見てくださいね。

CB機 PEGASUSⅡ の調整用画像




PLL式の80チャンネル機です。
元々付いている、15MHz台の水晶2個を取り外します。
代わりに、16.610MHzの水晶を取り付けて下さい。

水晶を基板に取り付ける場所によって、バンドセレクター L・H が有効になる位置が変わります。
1チャンネルが28.215MHzで、8チャンネルが、28.305MHzになります。

PLLをロックしましょう。
まず、受信状態で、VCOコイルのコアを回して、受信音(受信時のノイズ音)が、
大きく聞こえるように調整します。
この作業で、PLLのロックは、ほぼ完了に近いです。
後で、送信調整時に再調整と確認をします。

受信の調整について。
アンテナをつなぎ、雑音しか受信できない場合は、コイル・コアを回して、
受信音(雑音)が、大きく聞こえる点に、コアを回して調整します。

ローカル局などの電波を受信できる場合は、Sメーターの振れが、1番大きくなる点に
コアを回して調整します。

通常は、
RX1~RX3のコイルまで、順番に調整すればOKです。
受信感度が悪かったり、コアを回した形跡がある場合は、
RX1~RX6まで、順番に調整してください。




送信の調整について。
ダミーロードか、終端型電力計を接続して、調整します。
アンテナと通過型電力計(SWR&電力計)を接続して調整も出来ますが、
他局に迷惑がかからないように、周波数などに十分配慮してください。

マッチングの取れたアンテナがあれば、内蔵パワーメーターを見ながらの調整でもOKです。
まず、ダミーロードかアンテナをつなぎ送信状態にしてみます。
少しでも、パワー計が振れたらOKです。

この時に、28MHzを受信できる無線機などで、送信周波数を確認して下さい。
多少、ずれていても28MHzの電波が出ていれば良いです。

次に、チャンネルを、主に使用する周波数の所に合わせます。
28.305MHzで調整する場合は、必ずダミーロードを使用してください。
それ以外の周波数で、アンテナを接続して調整する場合でも、
他局への混信などに十分に配慮して下さい。

送信状態のままで、
TX1~TX6コイルまで、パワーが最大になるように
順番に調整してください。
これで、送信回路のコイル調整は完了です。

TX5コイルは、元々コアが入っていません。
TX6コイルですが、画像の物には、コアがありませんでした。

( 注意 )
最終的には、良くマッチングの取れた、28MHz帯のアンテナを接続して、
各コイルを調整して下さい。

ダミーロードの調整だけだと、28MHz帯以外も含む、スプリアスの
出力MAXに調整してしまう可能性があります。

出力も最大限に出したい所ですが、SWRが良好になるように、
各コイルを調整して下さい。

ダミーロードは、共振性の無い純粋な負荷です。
出力に、どのような周波数が含まれていようとも、吸収してしまいます。

アンテナは、特定の周波数に共振しますから、それ以外の周波数が
含まれていた場合は、反射波となります。
つまり、SWRが悪くなります。

高価なスペクトラムアナライザーなどの測定器が無くても、アマチュア的な
工夫で、少しでもスプリアスを減らすように調整しましょう。

PLLロックの確認について。
ダミーロードかアンテナをつなぎ、送信状態にして、パワーメーターを見ながら、
チャンネルを1~40チャンネルまで、、回してみます。

あるチャンネルを境に、急に送信出力が低下する場合や、
チャンネルを回しても周波数が変化しない場合は、PLLが完全にはロックしていません。

このような場合は、
VCOコイル・コアを微調整して、再度確認して下さい。
VCO
コイル・コアは、ちょっとずつ回してください。

1~40チャンネルまで、同じ位の出力を確認できて、チャンネルごとに
周波数が切り替わればOKです。

送受信周波数の調整について。
送受信周波数のズレが、1 kHz 位であれば、実用範囲だと考えて良いと思います。
しかし、1 kHz 以上ズレている場合は、遠距離の交信時に感度が低下するので調整が必要です。


① 送信周波数を確認します。
② ずれていたら、16.610MHz 水晶の発振周波数を調整して修正します。


参考系統図
23インチ ワイドモニターに合わせて画像を作りました。
モニターの大きさによっては、文字等が見えづらいかもしれません。
画像を、パソコンに保存してから開くと、縮小・拡大して見る事が出来ます。



上記を参考にして、保証認定を申請する場合、自己責任にてお願い致します。
不明な点、間違いなどがあれば、ご連絡下さい。


前のページに戻る