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PLL02A 系 のビットシフト改造方法
「 5KHz シフトスイッチ追加 」2020.08.30 間違い訂正
この改造方法に対応している無線機は、PLL-IC に、PLL02A と言う物が
使われている無線機です。
ただし、同じ PLL02A を使用している無線機でも、分周比の使い方が違う物があります。
下記の方法で、対応可能かどうか、簡単に見分けるには、PLL02A のピン(足)を見て、
07pin が、0V(GND) に接続されていれば、対応しています。
該当する機種としては、UNIVERSE SSB-5600 、COLT485 Black Shadow SSB などがあります。
まずPLL-IC のリファレンスディバイダの分周比 1024(10KHz)を、2048(5KHz)に変更します。
PLL-IC の資料を見ると、4pin の入力 Hi = 10KHz、Lo = 5KHz となっています。
4pin を 0V (GND) に接続すれば良いようです。
次に、プログラマブルディバイダの分周比 255〜211 を、2倍の 510〜422 に変更します。
各チャンネルの分周比が、従来の2倍になるように改造します。
チャンネルスイッチから、PLL-IC の入力ピンに接続されている配線を次のように変更します。
15pin → 14pin
14pin → 13pin
13pin → 12pin
12pin → 11pin
11pin → 10pin
10pin → 09pin
上記のように、各ピンに接続されている配線を
一箇所ずつ、ずらして行きます。
08pinは、そのまま(+5V)でOKです。
07pinは、0V(GND)に落ちていますので、0V から切り離してから
+5V を接続して下さい。
パターンカットした際に、離れ小島(接続漏れ)が出来ないように
確認して下さい。
15pinですが、ここに接続する電圧を 0V(Lo)にするか、+5V(Hi) にするかで、
周波数の末尾が 5KHz と 0KHz に変化します。
1チャンネルの分周比で説明すると、15pin Loで 分周比 510、Hiで 511 となります。
スイッチを取り付けて、切り替え出来るようにします。
新規で取り付けるか、不要な CB・PA 切り替えスイッチを転用するなどします。
分かりずらいですが、白線の部分で、基板のパターンをカットします。
赤線のように、配線を接続して下さい。
4pin に 0V を接続するのを忘れずに。
画像追加 2020.08.30
間違いなどがありましたら、掲示板などから、ご連絡下さい。
改造につきましては、自己責任にてお願いします。
【 参考資料 】
PLL02A の各入力ピンが受け持つ分周比の数値です。
チャンネルスイッチにより、5Vが入力されたピンの数値が有効となります。
その数値をすべて足し算したものが、分周比の数値となります。
07pin - 0 or 256
08pin - 0 or 128
09pin - 0 or 64
10pin - 0 or 32
11pin - 0 or 16
12pin - 0 or 8
13pin - 0 or 4
14pin - 0 or 2
15pin - 0 or 1
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