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下にスライドして行って、見てくださいね。


合法CB機を 28MHz に改造する場合の
ちょっとした 工夫など。


下記については、一般的な方法なので、知っている方が多いと思います。
取り合えず、記載しておきます。

まず、合法CB機ですが、受信が、シングルスーパーで、
中間周波数が 455KHz (0.455MHz)の物を対象とします。

受信時の、中間周波数を作るには、受信したい周波数に、
0.455MHz を足すか、引くかした、周波数の水晶が必要になります。

例えば、TX 28.305MHz と対になる受信水晶について、考えて見ます。

TX 28.305MHz - 0.455MHz = RX 27.850MHz
TX 28.305MHz + 0.455MHz = RX 28.760MHz

このように、受信用としては、27.850MHz と 28.760MHz のどちらでも良いのです。

この場合、
TX 28.305MHz と RX 28.760MHz の組み合わせで作ると、
TX 28.760MHz   RX 28.305MHz と言うように、入れ替えて使えますよ。
28MHzや、50MHz など、バンド幅が広い周波数で使えるテクニックです。

4チャンネル分の水晶で、8チャンネル分、運用可能にする
下記の様な、TX水晶と、RX水晶の組み合わせの場合だと、4チャンネル分実装して、
残りは TX ⇔ RX 入れ替えで、8チャンネル作れます。

ロータリースイッチから出ている
TX-OSCに行く配線と、RX-OSCに行く配線を
入れ替えるスイッチを追加して、送受水晶を入れ替えます。

TX         RX
28.325     28.780(受信水晶は、+455KHzとなります。

28.335     28.790
28.345     28.800
28.355     28.810

TX         RX   
28.780     28.325(受信水晶は、−455KHzとなります。)
28.790     28.335
28.800     28.345
28.810     28.355    

合法機の場合は、同調回路や、発振回路などの帯域幅が、あまり広くないので
コイルの同調ポイントなどの調整が重要になってくると思います。
場合によっては、回路的に工夫しないと、うまく行かないかも知れません。

送受信水晶の入れ替え使用方法は、以前から行われています。
ラジコンでも、カブリをかわすために、この方法が知られています。

受信用の水晶で、+0.455MHz にするか、-0.455MHz にするかは、
イメージ妨害となり得る周波数帯も考慮する必要があります。

改造したら、『技術基準適合証明シール』は、剥がして下さいね。
もちろん、TSSに申請して、無線設備の追加も忘れずに。


間違いなどがありましたら、掲示板にでもカキコして下さい。

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