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３段バンドパスフィルターの調整について 2010.08.29 訂正
多段型フィルターを調整していて、各段の同調が合わなくて、
出力がまったく出ず、困ったことはありませんか。
自分も、改造を始めた頃は、こんな事でかなり悩みました。
送信部の多段フィルターであれば、比較的簡単に同調を取ることが出来ます。
下記は、送信機として、完成された状態でのフィルター調整方法となります。
フィルター単体での調整方法ではありません。
下記は、一般的な３段バンドパスフィルターの画像です。
� …汗阿垢詭祇�機（送信機）に、終端型電力計または、ダミーロード＋SWR/POWER計を
接続しておきます。
�◆…汗阿垢詭祇�機（送信機）からの電波を受信するため、
別の無線機または、受信機を用意します。
この時、受信機のアンテナ線は、１ｍ位のリード線アンテナでＯＫです。
�� 受信機のリード線アンテナを、フィルターの近くに這わせます。
または、先端を数回輪にして丸めて、フィルターの近くに置きます。
�ぁ…汗阿垢詭祇�機（送信機）を送信状態にすると、微弱でも電波が受信できるはずです。
受信機のＳメーターを見ながら、フィルターコイルの一段目から、順番に調整して行きます。
Ｓメーターのピークに合わせます。
�ァ．侫�ルター二段目位まで同調が取れれば、終端型電力計の針も
少し振れてくるはずです。
※ 注意点があります。
ミキサー後にある、バンドパスフィルターの場合は、三倍の高調波などが
近接周波数で出たりします。
電力計のピークだけにあわせると、スプリアスのばら撒きになる可能性があります。
�Αー�波数カウンターがあれば、ファイナル段のあたりに、検出コイルを
近づけておくと、スプリアスを含んだ出力だと、カウンターの表示が、
パラパラと変化して、安定しませんから、ある程度判断できます。
受信機でも、三倍の高調波が出そうな周波数を受信して、確かめて見ることを
お勧めします。
周波数カウンターで、出力周波数を拾う場合。
リード線を、数回丸めてこのようにして使います。
こんなに近づけなくても、電波は拾えます。
もうひとつの調整方法。
ジャンクのＳメーターなどを使って、小電力用のパワーメーターを作ります。
それを、バンドパスフィルターの、各段のカップリングコンデンサに接続して
同調点を見つけるやり方です。
このやり方だと、バンドパスフィルター単体でも、ある程度の同調点を出すことが出来ます。
バンドパスフィルターに、通過させたい周波数の微弱電波を注入してやり、
小電力パワーメーターで、同調点を探ります。
小電力パワーメーターを作る材料は、これだけです。
コンデンサも写っていますが、使わなくてＯＫです。
下記画像で、使用した抵抗が間違っています。
写っているのは12Ωですが、1.2KΩを使用して下さい。 2010.08.29 訂正
このように、組み立てればＯＫです。
抵抗のカラーコードは、茶 ・ 赤 ・ 赤 となります。 2010.08.29 訂正
【 小電力パワーメーターを使用した調整方法 】
小電力パワーメーターを、接続する場合、5pF 〜 15pFくらいの
セラミックコンデンサを通してください。
下記の順番で、パワーメーターを接続して、同調点を合わせて行きます。
� 〆能蕕法▲侫�ルター１段目と二段目間の、カップリングコンデンサ赤●印に接続します。
�◆ー，法▲侫�ルター２段目と３段目間の、カップリングコンデンサ青●印に接続します。
�� 同様に、フィルター３段目の出口からの、カップリングコンデンサに接続します。
簡易的な調整方法です。
小電力パワーメーターを外した時点で、
負荷がなくなる訳ですから、同調点がある程度ずれると思います。
自分なりのやり方なので、変だろ〜と言う点は、
ご連絡くださいね。
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