前のページに戻る
下にスライドして行って、見てくださいね。
28MHzAMのルーツについて
アマチュア無線では、かなり前からAM変調と言うのは、ほとんど使われなくなっていました。
DX(遠距離通信)をやるのならSSB変調で、ローカルと話すなら
FM変調と言う流れになっていました。
一時期、メーカー製の無線機でもAMモードが付いていない物もありました。
AMは、忘れ去られた古典的な変調方式と言っても良いと思います。
50MHz帯や以前の28MHz帯では、一部の方が細々とAM変調で出ていましたが、
ほとんどSSB変調で運用されていました。
その、SSB変調で運用されている28MHz帯の中に、常時AM変調で
運用できる周波数を確保するのは、大変だったと思います。
今まで、そのバンドで運用して来た局(DXer')への影響を、最小限にして
無用なトラブルを避けなければいけません。
28AMの自主規制バンドプラン(運用周波数)が決められたのも、
そうした配慮からだと聞いています。
最初に、このバンドを立ち上げた方々は、自分達で古いCB機を
28MHz帯に改造調整して、始めたようです。
それこそが、無線技術の習得や向上、及び研究と言うアマチュア無線の
原点ではないでしょうか。
技適の通った、メーカー製のアマ機で、お手軽に開局するんじゃなくて、
自分で改造調整した、28MHzCB改造機で交信するわけです。
最初のうちは局数も少なくて、ネットの掲示板やメールで
スケジュールを組んだり、イースポが出ていると連絡して
やっと交信が成立するなど、大変だったようです。
交信する相手も、同じCB改造機なので、お互いに変調レポートや
改造方法などの技術情報も交換していた。
そのような手探りでの運用方法が、始まりだったようです。
28MHzAMが立ち上がって間もない頃の内容は、
下記をクリックしてもらうと、見ることが出来ます。
アマチュア無線 10mAM 情報交換掲示板
最初に参加した方々の、考え方なども分かると思います。
お金を払えば、なんでも楽に出来てしまうような、世の中の流れに逆行して、
自分で、手間隙かけて電波を出すわけです。
本来は、自分でCB機を改造して運用するのが、本筋なのでしょうね。
近年における、28MHzAMのルーツを、ぜひ皆さんに知ってもらいたいと
思い記載しました。
前のページに戻る