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PLL方式 改造CB機 の超アナログ ちっくな
「 +5KHz シフトスイッチ 」 追加方法

説明文が分かりづらい為、訂正&追加しました。 2010.08.28 訂正 & 追加


この改造方法に対応する無線機は、PLL回路に、10.240MHz と
それ以外の水晶も付いていて、2階 や 3階 があるタイプと思ってください。
つまり、PLLに、Loop OSC が付いているタイプです。

PLL の ビットシフト改造でも、5KHz シフトできますが、
今回は、超アナログちっく に対応してみる方法です。

内容は、すご〜く 簡単です。
PLLの
Loop OSC 用の局発水晶に、トリマーコンデンサをかませて、
発振周波数を ずらしてやるだけです。

改造方法の概略は、下記の通りです。
下記は、一般的な水晶発振回路です。
同調コイルを使用している水晶発振回路でも、考え方は同じです。

この回路では、CT1 トリマーコンデンサで、発振周波数を調整する事が出来ます。



上記の回路に、スイッチでON-OFFできる、CT2 を取り付けました。
CT2 が OFF の時 ⇒ CT1 で、16.615MHz に調整します。 ( +5KHz 高い周波数 )
その後で、CT2 が ON の時 ⇒ CT2 で、16.610MHz に調整します。( 通常の発振周波数 )


以上が、トリマーコンデンサ追加による、5KHz シフト改造の概要になります。

【 注意点 1 】
ON-OFF スイッチまで、配線が長すぎたり、取り回しが悪いと
周波数の安定度が悪くなる場合があります。     

【 注意点 2 】
使用する水晶と、発振回路の組み合わせにより、
発振周波数が、大きく上にずれている場合もあります。
この場合は、インダクタを挿入して、周波数を下げるようになります。     


配線の長さに影響を受けない、トランジスタ スイッチを使用する方法。
下記の回路は、CT2 を、スイッチとトランジスタにより、ON-OFF させています。



先の回路と組み合わせると、このようになります。

【 注意点 】
この場合でも、CT2 と、スイッチング用トランジスタの取り付け位置を
発振回路の直近にしなければ、意味がありません。


実際の使用例について。(UNIVERSE SSB-5600)
下記で使われているトランジスターは、2SC945 ですが、2SC1815などでもOKです。
ムラサキ線の先には、3〜5KΩ位の抵抗を取り付けて、スイッチの片側につなぎます。
スイッチの もう片側は、+9〜15V の電源ラインにつなぎます。

この画像では、トランジスターの足が、上からB ベース、 真ん中が C コレクター、 下が E エミッター、
となっています。

下記では、トリマコンデンサと、それに並列に追加してあるマイカコンデンサ
の片側が、水晶の足に接続されています。

トランジスタスイッチが OFF になると、トリマコンデンサが、マイナスから切り離されて
無効となるので、発振周波数が高くなる仕組みです。





発振回路によっては、簡単に トランジスタ スイッチを、追加出来ない場合もあると思います。
いろいろと、考えて、工夫してみて下さいね。


間違いなど、ありましたら、ご連絡下さい。


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