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下にスライドして行って、見てくださいね。

B機 ALPHA W70-101B(基板名) の内部画像など

以前、ヤフオクにて落札した12チャンネルのCB無線機です。
この無線機の正式な名前は分かりません。
基板には、ALPHA  W70-101B と書かれていました。

チャンネル表示は、4〜15チャンネルとなっています。
パネルは、ドイツ語表記なので、古い輸出用の物だと思われます。

小型で、チャンネル数も少ないので、3rdオーバートーン水晶発振式
だと思っていました。

中を明けて見ると、なんと水晶シンセサイザー式でした。
しかも、ナサやトーク72なんかとも違う周波数構成でした。



こんな無線機を持っている人もいないと思いますが、調整順序は下記になります。






周波数構成を説明します。
TX と RX の子石水晶は、入れ替えて使用しています。

親石(水晶) 38.545MHz、38.665MHz (28MHz改造後)

RX 子石(水晶) 9.785MHz  9.775MHz  9.765MHz  9.755MHz
TX 子石(水晶) 10.240MHz  10.230MHz  10.220MHz  10.210MHz

送信の周波数構成 (親石38.545MHの場合)
38.545MHz−10.240MHz=28.305MHz
38.545MHz−10.230MHz=28.315MHz
38.545MHz−10.220MHz=28.325MHz
38.545MHz−10.210MHz=28.335MHz

受信の周波数構成 (親石38.545MHの場合)
28.305MHz−38.545MHz=−10.240MHz (第一中間周波数)
10.240MHz−9.785MHz=0.455MHz (第二中間周波数)

     オーディオファイナル部分         水晶&親石の局発付近              

 

  送信部ミキサーとバンドパスフィルター     ドライバーとファイナル
 

    受信部局発&第二中間周波数        オーディオアンプ&LPF 部分
 

金属の箱がありますが、この中にはローパスフィルターが入っているようです。
支障が無かったので、開けて確認していません。
基板裏側のパターンにて、推測しています。

ファイナルは、2SC1657が、小さい放熱板を背負っています。
送信出力は、0.5W位が定格出力のようですね。

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