前のページに戻る
下にスライドして行って、見てくださいね。


INVADER MODEL303 3チャンネル式 2023.06.10更新

8トラックカーステレオに差し込むと、電源が供給されて使用できると言う珍しいCB機です。
外部電源端子も付いていますので、DC12V電源さえ用意できれば単独でも使用できます。
FCCの銘板がありませんから、米国でも違法機になると思われます。


8トラックカーステレオは、知らない&見たことがない人が多いと思います。
カセットテープのエンドレス版と言えば、分かりやすいでしょうか。
詳しくは、ネットで検索してみて下さい。 ⇒ 8トラック Wikipedia
平成生まれ以降の人だと、カセットテープも化石ですよね。 ⇒ カセットテープ Wikipedia

8トラックカセットを使用したステレオ装置ですが、日本では一般家庭に、ほとんど普及しなかったと思います。
自動車のカーステレオや、飲食店のカラオケなどで使用されていました。

画像は、エコー装置の SIGMA SA-200 に使用されていた8トラックテープです。


BBD遅延素子が出回るまでは、スプリング式のリバーブユニットや
録音テープで、物理的にエコーを作り出していたんですよね。



このCB機は、米国の8トラックカーステレオのユーザー向けに販売されたのだと思われます。
カーステレオに差し込んで、ルーフクリップ式基台のアンテナをポン付けすれば、
手軽にCB無線が使えるので、ライトユーザー向けの物でしょうか。

1975年頃だったと思いますが、これを通販で買って使っていた時期がありました。
スピーカーとマイクが兼用になっていて、受信時の音声は、マイクから聞こえます。
当時、友人に貸したら、電源を逆接続されて壊されてしまいました。

時は流れて 2006年頃に、仕事上の知り合いから、「珍しい物あげるよ〜。」 と言われて、
手渡された物が下記画像の物です。
まさか、こんな変てこりんな物と、また再会するとはびっくりです。

水晶を入れる部分のフタが欠品していました。
もらい物なので、文句は無いのですが、完品じゃないのが惜しいですよね。

送信は、3rdオーバートーン水晶を使用。
受信も、3rdオーバートーン(−455kHz)水晶を使用。
自分が当時購入した時は、合法CBの1ch と 2chの水晶が実装されていました。




正面にある、オレンジ色の表示ランプ or 押しボタンSWに見える部分は飾りです。
元々は、電源ONなどの表示ランプなどがあったのかもしれません。

チャンネルは、A・B・C の 3チャンネル切り替え式です。
スケルチは、ON-OFFのスイッチ式で、調整は内部の半固定VRで行います。
本体の裏側に、Φ3.5mmの外部スピーカージャックがあります。




使用トランジスタ数は、13石です。
送信部は、2ステージ or 3ステージ式と思われます。(回路の詳細は未確認です。)
スプリアス値がクリア出来れば、28MHz改造機として保証認定を通せるかも。
ファイナルは、2SC1975 Pc15W ですが、元々付いていた物なのか 交換された物なのかは不明です。
3〜4Wの出力だったのでしょうか。

受信部は、シングルスーパーで、IF段に455kHzのフィルターはありません。
AF出力&変調用のトランスが大きいです。




アンテナ接続用のM型コネクターです。



送信部 OSC〜ファイナル2SC1975 付近の画像となります。
筐体内はスペースも無いし、放熱用の空気穴などもありません。
ファイナル部分の放熱が かなり悪そうですね。




スピーカーマイクとの接続は、6ピンのDINコネクターになっています。



AF部のパワートランジスタ 2個は、DINコネクターの下にあるヒートシンク裏側に
あるので見えません。
基板の裏側を見るには、Φ3.5mmのオーディオジャックを止めている
ナットを取り外すか、配線を外さないと、ひっくり返せません。




中央にある四角い窪みは、8トラックの磁気ヘッドをかわす為の物です。
右側にある受電用の接触子が、センシングポールから受電する仕組みになっているようです。

テープエンド(アルミ箔貼り付け部)を検出するセンシングポールから、
無線機を動作させるだけの十分な電圧と電流が取り出せたのかは、疑問が残る所です。



8トラックテープの実物だと、このようになっています。



受電部接触子への配線が取り外されていました。
接触子は、ショートし易いんですよね。




筐体に刻印されている電源系の説明文です。



裏面にある (+)と(−)、グランド切替スイッチです。
この製品が販売されていた当時、自動車のシャーシ側が(+)になっている車種があったようです。
そのような場合に、切り替えるスイッチです。

この機種は、逆接保護ダイオードが無かったと思います。
スイッチの切替を間違えると、壊れます。




8トラックテープの裏側です。



記載内容ですが間違えている場合もありますので、
参考程度に見て頂ければ幸いです。


前のページに戻る