外見が、全く同じで、クリスタルシンセサイザー式の物が存在します。
フロントパネルや背面の銘板に、46チャンネルと表記があります。
46チャンネルの物も、28MHz改造は可能です。
【他機種】
掲示板に記載された情報により、Xtal XCB-71 と、Kraco KCB-4095 も、
中に入っている基板は同じ物のようです。（2019.01.28 AE111さんの情報）
3Xtal PLL式 40ch。 受信は、ダブルスーパーヘテロダインです。
PLL部以外の回路構成は、46ch機と同等です。
このモデルとしては、最後期タイプの物と思われます。
改造に使用した水晶は、37.500MHzで、19chが 28.305MHzになりました。
Loop OSCの水晶を交換するために、ベース基板の上に立っている
PLL基板」を一度取り外す必要があります。
ベース基板の上に立っているのが、ＰＬＬ基板です。 （ 金属のカバーを外した状態です。）
ＰＬＬ基板の裏側にハンダ付けをする為に、この基板を一度取り外しました。
PLL基板の拡大画像です。
PLL が安定して動作するように調整してください。
周波数カウンターがある場合は、それぞれの箇所を測定しながら調整出来ますが、
持っていない場合は、下記を目安にして下さい。
� �Loop OSC 水晶を交換します。 ⇒ 37.500MHz
�◆…汗阿垢襯灰ぅ襯灰△蓮◆� VCO 】【 Loop OSC 】【 BPF 】【 Buffer OUT 】です。
【 VCO 】 ⇒ 目的の発振出力が出るように、コアを回して調整します。
（ 受信 ）
無信号時のノイズ音（ザー）が大きく出るようにする。
別の無線機で送信した、そのチャンネルの電波を受信できるようにする。
（ 送信 ）
PTT-ON で、そのチャンネルに合った周波数の電波が出力されるようにする。
��【 Loop OSC 】 ⇒ 37.500MHz が、発振していないと、VCO の周波数が安定しません。
この周波数がずれていると、VCO の発振周波数がずれますから、
送信・受信の周波数もずれてしまいます。
【 VCO 】を調整しても、ダメな （ PLLがロックしない ） 場合に、
【 Loop OSC 】と【 VCO 】のコアを、少しずつ交互に調整します。
�ぁ� BPF 】 ⇒ 送信時に、出力が最大になるように、二つのコイルコアを調整します。( 下記の注意を参照 )
��【 Buffer OUT 】 ⇒ 送信時に、出力が最大になるように調整します。（ 下記の注意を参照 ）
�Α．灰ぅ襯灰△任猟汗鞍楼漏阿砲覆辰疹豺腓蓮�同調コイルのコンデンサの値を変更するなどの
対策が必要となる場合もあります。
送信調整
送信は、TX1〜TX4 の順番に、コイルコアを調整します。（TX4 は、コアがありませんでした。）
受信調整
受信は、RX1〜RX6 の順番でコイルコアを調整します。
下記画像では、PLL ユニット部と、スピーカーステーを取り外しています。
（ 注意 ）
最終的には、良くマッチングの取れた、２８ＭＨｚ帯のアンテナを接続して、
各コイルを調整して下さい。
ダミーロードの調整だけだと、２８ＭＨｚ帯以外も含む、スプリアスの
出力ＭＡＸに調整してしまう可能性があります。
出力も最大限に出したい所ですが、ＳＷＲが良好になるように、
各コイルを調整して下さい。
ダミーロードは、共振性の無い純粋な負荷です。
出力に、どのような周波数が含まれていようとも、吸収してしまいます。
アンテナは、特定の周波数に共振しますから、それ以外の周波数が
含まれていた場合は、反射波となります。
つまり、スプリアスが多く含まれていると、ＳＷＲが悪くなります。
高価なスペクトラムアナライザーなどの測定器が無くても、アマチュア的な
工夫で、少しでもスプリアスを減らすように調整しましょう。
【 参考系統図 】
23インチ ワイドモニターに合わせて画像を作りました。
モニターの大きさによっては、文字等が見えづらいかもしれません。
画像を、パソコンに保存してから開くと、縮小・拡大して見る事が出来ます。
【 ALPS PLLユニット説明書 】
【 RCB-470A 参考回路図 】
下記は、Xtal XCB-7 の回路図です。
ハーモニカと言われるPLLユニットを使用したCB機は、23ch、46chのクリスタルシンセサイザー方式から
40ch PLL方式に移行する時期の物だと思われます。
クリスタルシンセサイザー式CB機の、親石、子石OSCを、PLLユニットに置き換えるだけで、
元々の回路は、ほとんどそのまま使用できる為です。
CB機の型番や、名称が違っていても、基板が同系列のCB機であれば、クリスタルシンセサイザー式の回路図でも、
かなり参考になると思われます。（ ハーモニカPLL機の場合。）
上記を参考にして、TSS申請する場合、自己責任にてお願い致します。
不明な点、間違いなどがあれば、ご連絡下さい。
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