下にスライドして行って、見てくださいね。
ICB‐650、 ICB-600 28MHz 改造調整 2016.06.02更新
自分が中学生だった当時に、人気があった機種です。
まだ合法８チャンネル機は発売されていませんでした。
選択肢は、１チャンネル機と、２チャンネル機しかありませんでした。
今では、オークションなどで、安値で入手できると思います。
28MHz 改造ベース機として、良いかもしれません。
米国向けとしては、ICB-1000W 出力1W の物が輸出されていたようです。
当時、SONYの合法機は、同一の筐体なら、オレンジ色が100mW機です。
色で区別できるようにしていたみたいです。
米国向けとしては、ICB-300W の名称で輸出されていたようです。
電池ボックス その1
この機種の弱点は、専用の電池ボックスが経年劣化により、壊れる事です。
中古品の場合、電池ボックスが、付属していない場合もあります。
ズバリ、そのまま使える電池ボックスを見つけました。
ラジコンの送信機用、電池ボックスです。
KO PROPO （近藤化学）で販売しています。
TX 電池ボックス 16101 定価５００円位であるはずです。
アマゾンで、型番で検索するとヒットします。
電池ボックス その2
本体を格安で買ったのに、電池ボックスの価格が、500円では高い！
そのような場合は、下記の画像を参照して下さい。
ボックスの形状は同じですが、端子部分が、ハンダ付け仕様になっています。
部品屋さんなどで、100〜150円位で売られていると思います。
画像のように、端子を曲げただけでも、接触しますが、ハンダを盛る
などの工夫が必要となります。
ICB‐650、（ICB-600） 28MHz 改造調整
【画像1】 裏フタを外した画像です。
電源ON-OFF ツマミを外します。
外部電源コネクターと、Sメーターも外します。
【画像2】 基板を持ち上げて、画像のように、ひっくり返します。
【画像3】 BNCコネクターの、外部アンテナ端子が増設してありました。
調整条件
廻りに障害物の無い場所（屋外又は、木造家屋の広い部屋の中心など）で、
ロッドアンテナを垂直に延ばした状態で調整します。
【画像1】の状態では、各コイルコアの調整が出来ません。
実際には、【画像2】の状態で、調整します。
アマ機として使用する場合は、外部アンテナの接続など、実際に使用する条件にて
調整を行ってください。
【画像4】 基板が小さく、部品がぎっしりで、分かりづらいです。
送信部の調整
� �TX-OSC〜TX1〜TX4 を順番に、送信出力が最大になるように調整します。
TX3、TX4 は、Tマッチング回路になっています。
送信出力については、簡易電界強度計などで、測定しながら調整します。
�� 各チャンネルで、発振周波数をカウンターで確認してください。
送信周波数が大きくマイナス側にずれているチャンネルがある場合は、
送信用水晶の足の片側に、適宜な値のセラミックコンデンサ又は、
60pF位のトリマーコンデンサを直列に入れて修正します。
受信部の調整
� ー�信部の調整は、弱い信号を受信しながら、Sメーターが最大に振れるように調整します。
受信できる信号が無い場合は、簡易的な調整方法があります。
ノイズ音が最大になるように調整して下さい。
RX1〜RX2 まで、順番に調整します。
RX3 の IFT コイルは、調整が出来ない仕様です。
�◆�RX-OSC は、発振出力最大の点より、少し戻した場所で固定します。
カウンターで発振周波数を確認しながら、調整して下さい。
�� 特定のチャンネルのみ、受信感度が悪い場合は、受信用水晶の周波数がずれている
可能性があります。
周波数カウンターで、受信用水晶の発振周波数を確認してください。
アンテナ部の調整
�� アンテナローディング・コイルは、ロッドアンテナの同調コイルです。
受信時に調整する場合は、感度が最大になる点に調整します。
送信時に調整する場合は、出力が最大になる点に調整します。
�◆ヽ杏凜▲鵐謄覆慇楝海垢訃豺腓蓮△海離灰ぅ襪鮗茲螻阿垢�、切り替えスイッチなどで、
ジャンパーして下さい。
コイルの手前の部分から、同軸ケーブルなどに接続するようになります。
その場合は、送信 TX3、TX4 コイル、受信 RX1 コイルの再調整が必要です。
ICB-600 送信部の調整
【画像5】 ICB-650 と、同じ基板を使用しています。
送信部の調整
� �TX-OSC〜TX-Final を順番に、送信出力が最大になるように調整します。
受信部や、アンテナ部、その他は、ICB-650 と同じです。
その他
�� 調整時は、外部電源端子を使用する事になりますが、電源の逆接続などに注意して下さい。
�◆�ICB-600 （100mW） の機種も、基板は同じ物を使用しています。
500mW用のファイナルが外されていて、ドライバー段がファイナルになっているだけです。
調整方法は、大差ありませんので、参考にして下さい。
�� 基板をケースに戻す時、配線の挟み込みに注意して下さぃる
Sメーターの裏側は、裏フタの押さえが当たりますから、配線などが
上を通らないようにしてください。
�ぁヽ杏�電源コネクター部分に差し込んである、金属の金具ですが、
これでコネクターを止めている訳ではありません。
この金具は、防水ゴムの押さえです。
コネクター自体は、裏フタを取り付けると、プラスチックの押さえが当たり、
止まるようになっています。
�ァ＿菫�のICB-650 は、水晶が交換されていました。
1チャンネルが、27.867MHz、2チャンネルが、27.820MHz になっていました。
調べて見たら、公共用周波数となっていました。
メーカーが改造したのか、それとも役所の担当者の改造か？
どちらにしろ不思議です。
�Α�ICB-650 と、ICB-350 のファイナルは、2SC1018 が使われています。
このトランジスタのPCは、4W です。
回路定数を変更すると、RF出力 1W くらい可能かもしれません。
ただし、ヒートシンクの放熱が間に合えばの話しです。
上記を参考にして、28MHzに改造調整する場合、自己責任にてお願い致します。
不明な点、間違いなどがあれば、ご連絡下さい。
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