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NICOLS SuperTelster FB-104 について 2025.11.26 更新
SuperTelster は、短期間ですが 友人の物を使用した事があります。
ぱっと見は、RJ-777 と、ほぼ同じに見えます。
SuperTelster と、RJ-777 の間に、何種類かのマイナーチェンジバージョンが存在しているようです。
製品名だけをリネームしたような物もあるのかもしれません。
自分の記憶だと、SuperTelster と同型で 機種名が違う物もあったような気もします。
本体価格 16,600円と、お手頃な価格設定です。
送信が水晶発振方式 と言う事を理解しないで購入すると、泣きを見る事になります。
(下記は、RJ-777の画像を加工して制作したイメージ画像です。)

RJ-777 の前に販売されていたモデルとなります。
外観と性能は、ほとんど変更点はありません。
当時は、違法CB機でも このように堂々と広告して販売されていました。
(下記の画像は、オークションサイト様より 引用させて頂きました。)

【 Super Telster と RJ-777 の違いについて 】
SuperTelster は、昔ながらの シーメンスキースイッチを採用しています。
RJ-777 は、送受信の切り替えが、トグルスイッチになっています。
この機種は、バンド切り替えがありません。
27MHz CB帯のみです。
送信出力は、500mW 固定です。
送信出力 Hi - Lo の切り替えがついたのは、
RJ-777 にマイナーチェンジしてからだと思われます。
【 送受信について 】
送信は、3rd水晶発振式です。
受信は、シングルスーパーヘテロダインです。
VFOで ラジオのダイヤルと同じように、受信周波数を合わせる事ができます。
同調ダイヤルは、内部のバリコンにダイレクト接続です。
バーニヤダイヤルのような減速装置はありません。
ANLの ON - OFF スイッチが付いています。
【 送受信周波数を一致させるには 】
送信周波数と、受信のVFO周波数を一致させるCALスイッチが付いています。
受信時に、CALスイッチONで 送信OSCが動作します。
Sメーターが最大になるように、受信ダイヤルを合わせます。
CALスイッチをOFFにします。
この操作をする事で、送受信の周波数が一致します。
【 送信周波数を変えるには 】
送信周波数の変更は、HC-25Uピン足タイプの水晶発振子を
フロントパネルある水晶ソケットに差し込んで変更します。
1ch 26.965MHz の水晶が1個だけ付属品で付いていたと思います。
当時、たくさん市場に出回っていた 汎用品のCB帯水晶を使用した場合は、
送信周波数のズレなどが発生したと思われます。
しかし、これを微調整するツマミや 内部に調整用のトリマーコンデンサなどはありませんでした。
他のチャンネルで運用したい場合は、そのチャンネル用の水晶発振子が無ければ送信出来ません。
別売り水晶の購入が必要など、かなりコスパが悪いです。
【 ちゃんと交信できました 】
合法CB検定機を相手局として まともに交信できました。
外部アンテナの使用が前提となっているので、フルサイズのダイポールアンテナや
GPアンテナなどを使用します。
合法機のロッドアンテナと比較して、アンテナの性能では かなり優位です。
TVI などの障害も出ませんでした。
光波無線のエコーM2の購入で、手痛い経験をしていたので、
この無線機を使用した当時は、凄く良い印象を持っていました。
使い勝手が悪い点としては、送受信の切り替えがシーメンスキースイッチだった事です。
PTTスイッチの付いたハンドマイクが採用されていたら、良かったんですけどね。
当時、この機種を使用していた友人が、シーメンスキースイッチの接触不良を直そうとして
可動接点の金属板を全部曲げてしまい、不動となった物が手元に届きました。
修理後に、短い期間ですが実際に使用する事ができました。
記載間違い等がありましたら、ご連絡をお願い致します。
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