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合法CB機や玩トラの 送受信セパレート運用について 2025.03.31 追記あり
かなり昔になりますが、ラジオの製作か類似の雑誌で
合法CB機の交信距離を伸ばす方法として 掲載された事があったと思います。
日本の合法CBでは、外部アンテナの接続が許可されていません。
その為、高性能なアンテナによる恩恵を受ける事が出来ないのが現状です。
しかし、送受信をセパレート化すると 受信性能だけは飛躍的に向上させる事ができます。
受信時は、HB9CV、 八木アンテナ、 5/8λGP、 1/2λGP、 1/2λツェップアンテナ
のようなゲインの高いアンテナと、高性能な受信機を組み合わせて使用します。
送信時は、合法CB機又は 玩トラのロッドアンテナなので、法的に問題もありません。

交信距離を伸ばすには、相手局も同様の設備である事が必要となります。
微弱な電波を拾える 受信性能が良い局どうしでの交信と言う事になります。
DXを狙う 移動運用時でのスケジュールQSOに適した方法だと思います。
自宅(固定局)での運用だと、なかなか難しい方法かもしれません。
"新技適" に対応している合法機の場合、受信性能もかなり良くなっているので
セパレート運用的な方法は、話題にも上がりませんね。
しかし、受信性能が脆弱な玩トラで交信を狙うユーザーには、かなり有効な方法だと思われます。
合法CB機や玩トラ本体の ロッドアンテナだけで交信するのが "正道" と言う考えの人にとっては
かなり邪道な方法となりますね。
【 玩トラの受信が超再生式だった場合 】 2025.03.31 追記
受信が超再生式の玩トラは、受信時に かなり強力な不要輻射(ノイズとなる電波)をまき散らします。
玩トラの電源を ON にしただけで、セパレート受信機にも強力なノイズが入ってしまう事があります。
その為 、送信時のみ玩トラの電源が ON になるような工夫 (PTT-SWの改造など) が必要となります。
基板のパターンから回路が読めるのであれば、一部の部品を取り外して
玩トラ本体の受信部を不動にしてしまうのもアリだと思います。
【 2025.01.17 追記 】
オークションに出品されている FCC規格の古い輸出用CB機や、現行品を入手して受信機として使用する事もできます。
FCC規格の23チャンネル機や、40〜120チャンネル機のほとんどが、ダブルスーパーヘテロダイン方式を採用しています。
機種によっては、1st-IF段 と、2nd-IF段 の両方に IFフィルターが使用されています。
受信周波数を微調整 (−3kHz〜+3kHzなど) できる デルタチューン 又は、リットのツマミが付いている機種であれば、
合法CB機の周波数に ある程度同調させる事が出来ると思います。
【 FCC CBチャンネルとの比較 】
01ch 26.965(+3kHz) ⇒ 26.968
02ch 26.975(+1kHz) ⇒ 26.976
11ch 27.085(+3kHz) ⇒ 27.088
13ch 27.115(−3kHz) ⇒ 27.112
14ch 27.125
【 合法CB検定機などの場合 】
昭和時代に製造された合法CB "検定機" や、"旧技適機" のほとんどの物は
受信回路がシングルスーパーヘテロダイン方式です。
【 玩具トランシーバー 】
玩具トランシーバーにも、シングルスーパーヘテロダイン方式を採用した機種もあります。
しかし、アンテナ入力直後に 高周波増幅段がありません。
ミキサー段から始まり、IF段にフィルターも無いので 感度&選択度が悪いです。
【 注意 ・重要 】
送信が可能なFCC規格のCB機に 電源とアンテナを接続すると、違法と見なされます。
受信専用機として使用するには、マイクコネクター裏と基板間を接続する(TX用)配線の取り外し
又は、ファイナルトランジスタを取り外すなどの処置が必要です。
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