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学研 ラジホーンGX-6
受信時の RX-Preアンプ 復活改造 2024.04.14 更新
【 はじめに 】
GX-6 は、取説に記載があるように 高周波増幅 ＋ 超再生検波 のように設計されていたと思われます。
基板を見ても、ジャンパーされている部分と、未使用の取付穴があり、回路変更があったと推測されます。
ニューラジホーン6 の RX-Preアンプを参考にして考えてみました。
【 改造内容について 】
送信時にTX-OSCとなる回路を、受信時には RX-Preアンプとして動作するように手直しします。
追加する部品としては、セラミックコンデンサ2個 だけです。
【 注意点について 】
改造後、RX-Preアンプとして動作はしているようですが、この改造方法で良いのかは不明です。
また、使用したコンデンサの容量などは、ニューラジホーン6 を参考にしています。
うまく動作しない場合は、カット＆トライで、コンデンサの容量を決定して下さい。
【 受信時 】
�� アンテナ ⇒ 0.01〜0.02μF （0.005μF） ⇒ RX-Pre（TX-OSC）トランジスタのベースへ。
（ 0.005μF）は、ニューラジホーン6の場合。
�� RX-Pre（TX-OSC）トランジスタのエミッタ ⇒ 10pF ⇒ 超再生検波回路へ。
10pF の値は、要調整です。
ニューラジホーン6 では、RX-Pre同調コイルの2次側巻き線で 超再生検波回路へ接続されています。
【 送信時 】
�� TX-OSC ⇒ 10pF ⇒ アンテナへ。
コンデンサの容量は、元々の値です。
【 改造前 】
受信時に TX-OSCは、電源から切り離されて、動作を停止します。
水晶の片足も、同調コイルのセンタータップから切り離されます。
【 改造後 】
�� TX-OSC（RX-Pre）に供給する電源の切り替えを、PTT部分で変更します。
�� 受信時 ⇒ ＋9V ⇒ 300Ω ⇒ RX-Pre （ 受信時の電源供給線を追加。）
�� 送信時 ⇒ ＋9V ⇒ AF出力トランス1次巻き線 ⇒ LED ⇒ TX-OSC
【 改造後の調整 】
受信時に、TX-同調コイルと、RX-超再生コイルを調整します。
驚くほどに、感度が良くなる訳ではありません。
ほとんど実感出来ないような感じでした。
【 考察 】
超再生検波回路は、受信周波数に近接する不要輻射が発生します。
前段にゲインの高いRX-Preアンプを設置すると、不要輻射を拾って
増幅して発振してしまいます。
アンテナに短縮コイルを取り付けると、RX-Preアンプのゲインが上がる為
かなり不安定となり、筐体を持っただけで ピャーッと言う発振音が出ました。
実用とするには、かなり調整が難しいのかもしれません。
結論として、実験的には面白いのですが、実使用で考えるのであれば
ノーマルのままで使用するのが良いと思われます。
【 参考画像 】
改造前（RX-Preアンプなし）の基板画像となります。
【 アンテナ短縮コイル 取り付け 】
GX-6 のロッドアンテナは、長さが1070mm しかありません。
出来るだけ 1/4λ に近づける為、アンテナ短縮コイルを取り付けました。
計算して作成したわけではないですが、感度が良くなりました。
コイルは、Φ0.8mmのホルマル線を、Φ5mmの棒に
38回巻きつけて作った空芯コイルです。
※ 改造後の短縮コイル取り付けにより、動作が不安定になる場合があるようです。
何らかの対策が必要だと思われます。
上記の内容は、実験的な物として行っています。
参考にして改造する場合は、自己責任にてお願いします。
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