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下にスライドして行って、見てくださいね。
米軍 PRT-4A 50MHz帯 FM送信機 2022.11.06 追加
図面を再UPしたので、Ctrl + F5 の再読み込みを推奨します。 2022.11.09
掲示板に、系統図作成のお願いが書き込まれていたので、対応したついでに
簡易的にまとめてみました。
下記で使用している画像は、ネット検索で見つけた物となります。
問題がありましたら、削除しますのでご連絡をお願い致します。
(下記の画像は、オークションサイト様よりお借りしています。)
PRT-4A や、PRR-9 について説明しているサイトがありました。
株式会社S・B・I 特機事業部(SBI Defenseindustry) 様 ⇒ 2020年9月22日 AN/PRT-4 AN/PRR-9について
PRT-4A や、PRR-9 について説明しているサイトがありました。
株式会社S・B・I 特機事業部(SBI Defenseindustry) 様 ⇒ 2021年02月01日 軍用無線機 AN/PRT-4の分解
PRT-4A や、PRR-9 の実際の使用法について記載があるサイトを見つけました。
WarBirds 様 ⇒ Ans,Q質問一覧 4.武器、装備全般 1903
メンテナンスガイドのダウンロード先は、下記の通りです。
各回路の動作説明も記載されているようです。(英文です。)
Radio Manual.info 様 ⇒ NATO/AN-PRT-4A_AN-PRR-9
終段に使用されている SMB523369 トランジスタの定格などは、下記を参照願います。
Lintech Conponents 様 ⇒ SMB523369
PRT-4A の系統図が掲載されている、古い書籍があるようです。
Yahoo知恵袋 ⇒ 軍用無線機のPRT-4Aの保証認定を受けられた方がおられましたら・・
(下記の画像は、オークションサイト様よりお借りしています。)
【 送信機系統図 】
オリジナルを元にして、保証認定の申請用に手を加えた物となります。
軍用規格で、回路のスペックが定められていている為、PLL式 を採用しているのでしょうか。
なぜPLL式にしたのか? 何か利点があるのだと思われますが、自分には分かりませんでした。
TONE-OSC と、AF-AMP 部のトランジスタは、型番が未記載だったので、
PRR-9 のAF部に使用されている物を、相当品として記載しておきました。
実際の TONE-OSC と、AF-AMP回路(Z11)は、缶型 IC (専用設計品?)が使用されています。
ICの型番が不明なので、系統図では、ICの内部回路として、トランジスタを記載しています。
【 LOOP-OSC の水晶について】
系統図では、オークションなどで販売されている、PRT-4A 専用水晶の周波数を記載しておきました。
発振動作について未検証となりますが、 サトー電気 で販売している水晶の中に、該当する周波数の物があります。
LOOP-OSC ⇒ TX-Freq (2022年11月08日 時点の価格です。)
40.320MHz ¥165 ⇒ 51.020MHz
40.333MHz ¥165 ⇒ 51.033MHz
40.500MHz ¥165 ⇒ 51.200MHz
40.680MHz ¥165 ⇒ 51.380MHz
40.685MHz ¥55 ⇒ 51.385MHz
42.222MHz ¥408 ⇒ 52.922MHz
43.100MHz ¥330 ⇒ 53.800MHz
専用品では無い為、発振しない場合や、計算値から周波数がズレる可能性もあります。
取り付けは、リード足の物がほとんどなので、ハンダ付けや、ピン足への追加工が必要です。
価格が安いので、遊びでチャレンジして見るのも良いかもですね。
【 モジュール化されている回路 & IC 】
サービスマニュアルにも記載がありますが、分かり易いように画像にして見ました。
回路図の Z1〜Z10、Z12 の部分は、回路がモジュール化されています。
小さな基板上に、小型の部品を実装し、樹脂で ディップコーティングしてあります。
(下記の画像は、ネット検索で見つけた物を加工しています。)
回路をモジュール化することによって、基板上の部品実装密度を上げることが出来ていると思われます。
また、組み立て時やリペア時にも、工数を減らすことが出来るのだと思います。
【 回路図 】
オリジナルは、分割されていたので、つなげた物となります。(引用先 : TM 11-5820-549-35 DEPARTMENT OF THE ARMY TECHNICAL MANUAL)
24インチ以上のPCモニターで見る事を推奨します。
Z9 の部分が、PhaseDetector となり、Z8 がLoopFilter(Lo Pass Filter)となります。
PhaseDetector の回路が、ICを使用していないので、回路が丸見えで面白いと思いました。
※1 回路図右下の注釈2にも記載がありますが、CH1-CH2 のチャンネル切替スイッチ S2A〜S2C は、CH2 側に切り替えた状態を表しています。
※2 回路図右下の注釈4にも記載がありますが、CH2 に切り替えた時の送信出力(Lo-Power)は、R39 と、R40 の合成抵抗値により設定します。
※ CH1-CH2 を、同じ出力(Hi-Power)にするには、切替スイッチ S2A の、2番と3番の配線をスイッチから取り外して、直結にします。
PhaseDetector の動作イメージとしては、RJX-601 に付いている CALの動作と似ているかな、と思いました。
VFOの29.000MHzと、CAL-OSCの29.000MHzを合わせて、ゼロインしていれば、ビート音が出ない(出力電圧の変動なし)
ズレがあれば、ビート音が出る(ズレに合わせて出力電圧が変動する)と言う現象ですね。
変調の占有帯域幅ですが、この機種が製造された年代だと、かなりワイドな可能性も考えられます。(未検証)
現在では、FMの占有帯域幅が、16KHzとなっています。(実際は、10〜12KHz位らしいです。)
特注水晶を注文する場合、隣のチャンネルへの被りにも気を付けて
周波数を選択する必要がありそうです。
VCO BUFFER と、PRE DRIVER 間には、フィルターがあるようですが、
終段部には、ローパスフィルター などがありません。
スプリアスなどの規格が、ゆるい時代の製品なので、
新スプリアスの規定値をクリアしているかどうかは、スペアナで測定してみないと分かりません。
下記は、「20171126_新スプリアス JARD.pdf 」 より引用して、数値を入れた物です。
送信出力が 500mW の場合、スプリアスは、基本波の搬送波電力より 40dBm以上 低い値であれば良いようです。
また、送信出力が 250mW の場合だと、スプリアスは、基本波の搬送波電力より 37dBm以上 低い値となります。
系統図等は、加筆修正を含め、ご自由にお使い下さい。
保証認定を申請する場合は、自己責任にてお願い致します。
記載内容が間違っている場合もありますので、ご了承願います。
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