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下にスライドして行って、見てくださいね。
CB機の コイル・コアを軽く回す方法
今まで別ページに、記載していましたが、分かりやすいようにしました。
ほかのサイトなどでも、紹介されている内容だとは思いますが、
とりあえず記載しておきます。
ほとんどのコイル・コアは、回り止めの処理がされています。
コアの上部が、ロウで固めて固定されています。
まず、細いマイナスドライバーなどで、固めてある上部のロウを丁寧に取り除いて下さい。
このロウは、調整が完了したら、また固定するために捨てずに取っておきます。
コア上部のロウを取り除いただけでは、コアは硬くて回らないと思います。
無理に回すと、コアが割れてしまいます。
そこで、先端が細めのハンダゴテを用意して下さい。
( ハンダゴテの先端が、コアの溝に入るくらいの細さ。)
ハンダゴテを暖めたら、コアの溝にハンダゴテの先端を2〜4秒位当てます。
コアだけを加熱して、コアのねじ部分に付いているロウを溶かします。
あまり加熱しすぎると、コイルボビンのプラスチック樹脂が溶けてしまいますので、注意してください。
最初は、短い時間からやっていき、ロウを溶かすコツをつかんでください。
加熱して、ロウが溶けたら、軽く回るはずですから、コア調整用のドライバーなどで、
素早く左右にクルクルと回し続けます。
ロウが固まっていく間も、回し続けていると、隙間が出来ていますから
冷えても回るようになりますよ。
コアを一度抜いて、シリコングリスを塗ってから戻すと、より軽く回ります。
シリコングリスは、固まらないタイプを使用してください。
調整後は、コアの回り止めをします。
最初に取っておいたロウを、コアの上において、ハンダゴテで
加熱して溶かします。
( 注意 1 )
加熱しすぎて、コイルボビンの樹脂が溶けたり、変形して、隙間が広がり
ゆるゆる状態になったら、コンビニ袋くらいの厚さのビニールを挟み込んで
コアを取り付けると、何とかなる場合があります。
( 注意 2 )
コアの溝が崩れたり、コアの上部が欠けたりした場合は、
コイル本体を基板から外して、コイルの裏側から調整ドライバーを差し込んで、
コアを回していったん取り出します。(コアの反対側にも溝があります。)
コアの欠けていない部分を、上側になるようにして戻します。
( コアの欠けている部分に、軽くヤスリがけしておくと、回す時に引っかかりません。)
コイル・コア調整用のドライバーについて
金属製のドライバーで調整しては、ダメです。
コイル・コアに金属を近づけると、同調がズレます。
つまり、金属製ドライバーを差し込んで回して、最良点に合わせても、
ドライバーを外した時点で、同調がズレているという事です。
コア調整用のドライバー(プラスチック製)を使用するか、自作してください。
コアの溝に合うように、割り箸などを削って、ドライバーを作ります。
また、手元にプラスチックの棒などがあれば、加工して作ってみてください。
ホーザンのコア調整用のドライバーは、セットで500円〜1000円位で買えたと思います。
オークションや、パーツ屋さんなどで、探して見てください。
一度そろえると、しばらく使えますから、購入することをお勧めします。
少しでも、参考になれば幸いです。
上記を参考にして、改造する場合、自己責任にてお願い致します。
間違いや、ご不明な点は、ご連絡下さい。
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