下にスライドして行って、見てくださいね。
BOEING 7000 の28MHz改造調整（仮）
掲示板で問い合わせがあった機種です。
掲示板に掲載された画像と、ネット検索で拾った画像から判断して
記載しています。
実際の基板などを見ていませんから、間違えている可能性が高いです。
特に、VCOコイルと、9.785MHz OSCコイル？ については、
とりあえず名称をつけたと言う所です。
間違いがあると思われますから、参考程度にご覧下さい。
違っている箇所は、ご指摘をお願い致します。
ネット検索で拾った画像は、無断借用しています。
問題があった場合は、ご連絡下さい。
使われている水晶は、下記の通りです。
10.240MHz ⇒ PLLリファレンス ＆ 2nd IF Mix用
9.785MHz ⇒ 送信時 Mix用
15.250MHz ⇒ Loop OSC （ 26.965〜27.405MHz用 ）
15.700MHz ⇒ Loop OSC （ 27.415〜27.855MHz用 ）
28MHz化するには、追加局発基板の Loop OSC Xtal を、16.500MHz の物に交換します。
1チャンネルが、28.215MHz、40チャンネルが、28.655MHz になります。
下記の画像では、全部のコイルが写っていません。
参考調整画像 1 （仮）
掲示板で、わにさん から頂いたデータにより下記の内容が分かりました。
PLL-IC ⇒ MSM5907 （ 画像で、少し IC らしき物が見えるので、MSL2301とセットで使用かな？ ）
VCO周波数 ⇒ 17.180〜17.620MHz （CB帯の場合）
Fin 帰還周波数 ⇒ 1.930〜2.370MHz
受信部1st IF ⇒ 9.785MHz
ネット検索で、回路図を見つけることが出来ませんでした。
しかし、PLL の部分は、Robyn T-240D の回路図が、かなり参考になります。
参考調整画像 2 （仮）
PLL部の調整について （仮）
� �PLL-IC が、VCO のバリキャプダイオード制御用に出力している電圧の
可変範囲は、ほぼ決まった値となっています。
その範囲内で、VCO が目的の周波数 （18.430〜18.870MHz ）を発振するように、
VCOのコイルコアを回して調整します。
CB帯の周波数より約 1.3MHz 高くなりますから、VCO コイルのコアを、
回して上にあげるようになると思います。
�◆�PLL-IC は、帰還周波数（ Down mix Freq ）を元にして、VCO のバリキャプダイオード
制御電圧を決定しています。
つまり、VCO の発振周波数（ 18.430〜18.870MHz ）と、Loop OSC の 16.500MHz が
Mixer でうまく混合されないと、帰還周波数が出来上がりません。
下記は、1チャンネルでの例となります。
18.430MHz − 16.500MHz ＝ 1.930MHz （ 帰還周波数 ）
1チャンネルと、40チャンネルで、VCO コイルコアの調整をします。
1チャンネルと、40チャンネルで送信して、周波数が安定していれば
問題ありません。（ PLL がロックしています。）
送信周波数は、VCOの周波数に、送信用OSC の
9.785MHz を足したものとなります。
（例） VCO 18.430MHz ＋ 9.785MHz ＝ 28.215MHz
送受信の調整について （仮）
� ー�信のコイルコア調整順序 RX1 ⇒ RX2 ⇒ RX3 ⇒ RX4 ⇒ RX5 ⇒ RX6 ⇒ RX7
28MHzのモノバンド アンテナを接続して調整します。
ローカル局の電波を受信できる場合は、Sメーターが最大に振れるように調整します。
SGがない＆ローカル局もいない場合は、ノイズ（ザー音）が、最大になるように調整してもＯＫです。
�ァ〜�信のコイルコア調整順序 TX1 ⇒ TX2 ⇒ TX3 ⇒ TX4 ⇒ TX5 ⇒ TX6 ⇒ TX7
TX1 〜 TX3 は、28MHz バンドパスフィルターを構成していると思われます。
ダミーロードを使用して、仮調整する場合は、出力が最大になるように、各コイルコアを調整します。
最終調整は、マッチングのとれた、28MHzのモノバンド アンテナを接続して調整します。
調整時に使用するアンテナは、共振帯域が狭いものを使ってください。
短縮率が高いもの（ モービル用のアンテナなど ）が良いと思います。
TX1 〜 TX3 （バンドパスフィルター） を調整して、SWR が一番低くなるようにします。
TX4 〜 TX7 は、SWR が低く、出力が最大になるように調整します。
出力に、28MHz 以外のスプリアス成分が多く含まれていた場合、
アンテナからの反射波が多くなり、SWR の値が悪くなります。
少しでも、参考になれば幸いです。
上記を参考にして、改造する場合、自己責任にてお願い致します。
間違いや、ご不明な点は、ご連絡下さい。
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