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下にスライドして行って、見てくださいね。
SUN 調整用画像
JAX-1000、JAX-727 及び、COLT444と、基板は同じです。
CB帯 80CH AM-FM 切り替え式です。( スケルチツマミを引っ張ると、FMになります。 )
SUN と COLT444 には、【 FM 変調用AF回路、検波回路、 Loop OSC 】 基板が増設されています。
調整方法は、JAX-1000 の物を流用して説明します。
下記画像の物は、28MHz用の Loop OSC を新設して、28MHz専用機となっています。
自作した局発の出力を、下記●の部分にある、C23 の2つの穴のうち、
画像下側の穴に、Loop OSC 出力が接続されています。
PLL VCO のコアを回して、周波数が安定(ロック)するように調整して下さい。
受信は、RX1〜RX7、送信は、TX1〜TX7 の順番で、コイルコアを調整します。
各部分の解説。
VCOの発振は、ミキサーIC AN103 が受け持っています。
このAN103は、VCOの発振周波数と、10.240MHzを混合する役割もあります。
PLL-IC LC7120 で発振した 10.240MHz を受け取って、ミキサーIC AN103 の入り口で
同調を取っているのが、MIX IN 10.240MHz コイルです。
VCO の発振周波数と、10.240MHzを混合して得られた周波数が、送信周波数となります。
ミキサーIC AN103の出力側で同調を取っているのが、TX1(MIX OUT)コイルです。
PLL-IC LC7120 から出力された、5.120MHz を3逓倍(3倍)するのが、5.12MHz 3逓倍コイルです。
このコイルを通ると、周波数は 15.360MHz となります。
CB帯用の、PLL DOWN MIX 局発周波数と考えて下さい。
SUN や COLT444 では、このコイルは実装されていません。
PLL DOWN MIX コイルと表記していますが、実際は VCO出力バッファ回路の同調コイルです。
このコイルの二次側は、受信部の、第一混合回路に接続されています。
VCOの発振周波数や、Loop OSC の出力を取り込んでいるトランジスタ Q4 が
PLLへの帰還周波数を作り出しているMIX回路となります。
SUN の基板画像。
( 注意 )
最終的には、良くマッチングの取れた、28MHz帯のアンテナを接続して、
各コイルを調整して下さい。
ダミーロードの調整だけだと、28MHz帯以外も含む、スプリアスの
出力MAXに調整してしまう可能性があります。
出力も最大限に出したい所ですが、SWRが良好になるように、
各コイルを調整して下さい。
ダミーロードは、共振性の無い純粋な負荷です。
出力に、どのような周波数が含まれていようとも、吸収してしまいます。
アンテナは、特定の周波数に共振しますから、それ以外の周波数が
含まれていた場合は、反射波となります。
つまり、スプリアスが多く含まれていると、SWRが悪くなります。
高価なスペクトラムアナライザーなどの測定器が無くても、アマチュア的な
工夫で、少しでもスプリアスを減らすように調整しましょう。
改造や、調整は、すべて自己責任において、行ってください。
参考系統図
23インチ ワイドモニターに合わせて画像を作りました。
モニターの大きさによっては、文字等が見えづらいかもしれません。
画像を、パソコンに保存してから開くと、縮小・拡大して見る事が出来ます。
(その他)
ミキサーIC AN103 ですが、TA7310Pなどと、同等品です。
トランジスタや IC など、実機と違っている場合は、各自で訂正して下さい。
AM - FM 切り替え部分の記載は、省略しています。
【 SUN AM-FM 参考系統図 】
【注】 SUN と、COLT444 は、同じ基板と思われます。
SUN は、回路図が無かった為、実機から系統図を作成しました。
COLT444 は、ネットで回路図が拾えた為、こちらの方が正確な内容となります。
送信機系統図は、COLT444 の物を、機種名を変更して使ってください。
【 PLL系統図に追加箇所あり 】 2015.10.22
FM の部分については、簡略化して記載していましたが、
TSS申請にて、指摘を受けたとのご連絡がありましたので、記載を追加しています。
リアクタンス変調の実際は、PLL回路内、VCO のバリキャプダイオードに、
音声信号を印加して変調を掛けています。
上記を参考にして、保証認定を申請する場合、自己責任にてお願い致します。
不明な点、間違いなどがあれば、ご連絡下さい。
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