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National RJ-7 28MHz改造調整 （2024.02.16 更新）
28.800MHz 激安！水晶代￥110- 改造例 （2023.05.06 追加）
送信部２ステージ化 改造案 （2023.06.04 追加）
追加した内容がありますので、Ctrl＋F5 キーでの再読み込みを推奨します。（2024.02.16）
昭和47年（1972年）頃に発売された機種です。
2023年の時点で、なんと発売から、51年も経過しているビンテージ品です。
現在では、CB機として使用する事ができません。（技適なしの場合）
（ 使用周波数 ）27.088MHz 又は 27.120MHz
（トランジスタ）6石
（ 送信出力 ）50mW
（ 電 源 ）単三電池×3本 4.5V
（ 到達距離 ）海上で約20Km・郊外で約2Km・市街地で約0.5Km
調整用画像
調整条件
廻りに障害物の無い場所（屋外又は、木造家屋の広い部屋の中心など）で、
ロッドアンテナを垂直に延ばした状態で調整します。
アマ機として使用する場合は、外部アンテナの接続など、実際に使用する条件にて
調整を行ってください。
送信部の調整
� �TX-OSC は、発振出力MAX から、少しコアを締込んだ位置で固定します。
使用する水晶の周波数によっては、OSCコイルの同調用コンデンサ 15pF を
変更する必要があります。
�◆“�振周波数をカウンターやスペアナで確認してください。
�� アンテナ短縮コイルは、ロッドアンテナの同調コイルですが、調整が出来ません。
外部アンテナへ接続する場合は、このコイルを取り外して、
替わりに 5〜30pF のセラミックコンデンサを取り付けて下さい。（カット＆トライで）
受信部の調整
受信部の調整は、Sメーターがないので、耳感（ノイズの音量）で調整します。
検波後の電圧を、テスターで見るのも良いかもしれません。
� �RX-同調コイルは、受信時の感度最大の位置で固定します。
�◆�RX-OSCコイルは、発振周波数をカウンターで確認しながら調整して下さい。
発振出力が最大の点から、1/2〜2回転位コアを沈めた場所で固定します。
このコイルの調整が難しいと思われます。
�� IFコイルは、目的の周波数を受信しながら、（黄）⇒（黒）の順で感度最大の位置で固定します。
（注意点）
この当時のナショナル機の特徴として、Mix部のトランジスタが、RX-OSCも
兼ねている回路となっています。
RX-OSCコイルの調整が、分かりづらい、と言うか難しい場合があります。
受信部の調整 補足 （2024.02.16 追加）
検波後の電圧を、テスターなどで見ながら、受信部のコイルコアを調整する場合。
画像の青線が接続されているボリュームの両端に、
ダイオードD2 で検波された電圧が出ています。
この部分に、テスターの測定端子を接続します。
デジタルテスターの場合は、極性を気にしなくてもＯＫです。
アナログテスターや、ジャンクCB機から外したSメーターを接続する場合は、
左側の青線が＋となります。
なお、受信信号が無いと、電圧は変化しません。
つまり、ノイズを頼りにした調整は出来ません。
無信号時は、−40mV位ですが、受信時は400mV位の電圧に
大きく変化するので分かると思います。
ピーク電圧になるように、各コイルコアを調整します。
デジタルテスターだと、表示がパラパラと変化して見ずらいです。
DC低電圧が測定できるアナログテスターを使用するか、
ジャンクCB機から外したアナログSメーターなどを接続した方が
調整し易いと思います。
その他
裏フタの内側には、導電性の厚紙が張り付けてあります。
フタを閉じると、基板の＋側から出ている接触子が触れて導通するように出来ています。
調整後に、フタを閉めたら 送受信の周波数を再確認して下さい。
手持ちのRJ-7では、周波数が若干ズレていました。
28.800MHz 激安！ 水晶代￥110- 改造例 2023.05.06 追加
RJ-7, RJ-60, SkyfonNV-7, 学研GT-05 など
受信部がシングルスーパー式で、IF段にフィルターが無い機種が対象です。
サトー電気 で販売している 28.800MHz と、28.375MHz水晶を使用して
改造してみました。
本来の受信用水晶は、28.345MHzですが、＋30kHzズレている 28.375MHzを使用します。
IF段に455kHzのフィルターがないので、455kHzと言う縛りがありません。
IFコイルのコアで、ある程度 中間周波数を動かせるので出来る改造方法です。
� 〜�信は、TX-OSCコイルの15pFを10pFに変更。（Cの値は適宜）
�◆…汗宛紊法∩�信周波数を測定すると、28.795MHzとなりました。
切りの良い28.800MHzにしたい場合は、各自で調整願います。
�� RX-OSCの調整後、発振周波数は、28.378MHzとなりました。
�ぁ．▲浹，縫瀬漾璽蹇璽匹鮴楝海靴董▲蹇璽僖錙爾� 28.795MHzを送信します。
�ァ�RJ-7のアンテナを伸ばして受信しながら、IFコイルを（黄）⇒（黒）の順に
最大感度に調整します。
�Α�RX-同調コイルを最大感度に調整します。
※ 最初にIFコイルコアを調整しないと、全く受信しないので�� ⇒ �Δ猟汗綾臀�となります。
28.795MHz−28.378MHz＝0.417MHz
受信部の中間周波数は、417kHz位になっていると思います。
水晶代の内訳は下記の通りで、合計 ￥110-となります。（送料別）
28.800MHz HC49US 1個 ￥55- （2023.05.06 時点での価格）
28.375MHz HC49US 1個 ￥55- （2023.05.06 時点での価格）
OSC 1石だけの送信部に、直接AM変調をかけている場合
TSSなどの保証認定が通らないと思われます。
そのまま使用する場合は、自己責任にてお願いします。
筐体内にスペースのある RJ-60 や、学研GT-05 などは、
終段増幅＆変調を追加して保証認定に対応出来ると思います。
尚、RJ-7, RJ-60 以外の機種で IF変更による改造の可否は
検証していませんのでご了承願います。
【 National RJ-7 回路図 】 2023.05.16 追加
電源の＋が、コモン側になっています。
RJ-60 も、ほぼ同じような回路構成となっていますから参考にして下さい。
C22 0.033μF のマイラーコンデンサを、0.1〜0.33μFの物に交換すると
変調度を改善できます。
L1のコイルを、コアの入った物に交換してアンテナの同調を取ると
送受信が良くなると思われます。
RJ-7の系統図は、このようになります。
このままでは、現在の保証認定が通らないと思われます。
【 RJ-7 送信部２ステージ化 回路図 】 2023.06.04 追加
ファイナル部分は、別BOXに内蔵して RJ-7 の本体に取り付ける予定です。
電源の＋が、コモン側になっています。
下記の追加回路が、うまく動作するのかは検証していません。
コイルの調達先 ⇒ サトー電気 FCZコイル
保証認定を通す為、2ステージ化した系統図です。
OSCとPower に記載しているトランジスタは、暫定です。
【 ファイナルBOXの取り付け位置 】
仮の取り付け位置となります。
RJ-7の筐体内ですが、下側に行くほど、配線などを通すスペースがありません。
使用予定のプラBOXは、タカチの SW-65B です。
高さが H25mm ですが、コイルを寝かせて取り付ければ
H20mmなど、もっと低い物を使用できると思います。
手で握る関係から、裏面の上部には取り付けられません。
また、裏面下側は電池BOXなので、こちらもＮＧです。
BOXの高さを抑えれば、もう少し見栄えが良くなると思います。
TAKACHI プラスチックケース 小型・低価格型 SWシリーズ
プラBOXを、M3×12mm位の皿ビスとナットを使用して筐体に固定します。
配線を通す穴を開けます。 Φ10mm位で良いと思います。
皿ビス以外のネジだと、ネジの頭が基板裏のハンダ面と
接触する可能性があります。
取り付けの際は、ザグリ加工して取り付けて下さい。
ファイナル部を別BOXにして取り付ける方法であれば、ほとんどの 27MHz帯玩具トランシーバーや
1ステージ式の検定機などを、28MHz帯 2ステージに改造できると思われます。
スプリアス値をクリア出来れば、保証認定を通せますね。
上記を参考にして、改造・修理などする場合、自己責任にてお願い致します。
不明な点、間違いなどがあれば、ご連絡下さい。
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